1977年からカーボンシャフト事業を開始した三菱ケミカル。2004年から自社ブランド「Diamana」で一世を風靡する。そして満を持して2015年に米国でリリースしたブランドが「TENSEI」だった。

三菱ケミカル株式会社
コンポジットパーツ本部
Asia事業部スポーツ用品グループ
秋田恭資氏

材料開発から手掛ける唯一のシャフトメーカー

画像: TENSEI Pro Black 1K Core Series

TENSEI Pro Black 1K Core Series

世界で唯一、原材料の開発からシャフトの成型まで自社内で一貫生産できる三菱ケミカル。その利点を最大限に生かし〝複数の材料がトランスフォームして、高性能のシャフトになる〞という製品コンセプトのもと作られたのが「テンセイ」。トランスフォームの日本語である「転生」から名付けられた。「テンセイCK」はカーボンケブラー(CK)、日本未発売の「テンセイAV」はアルミニウムベイパー(AV)、そして「テンセイ1K」は織られている繊維の一束が1K(1000本)と目が細かい平織のカーボンシートが手元部に配されている。では今回の「1K Core」とは一体どういうことなのか?

「これまでの『1K』シリーズでは一番外層に配していた1Kクロスを内層(Core)に配置して狙ったシャフト特性を出しています」(秋田氏)

その特性とは、、、
「今までにない特徴を持たせたかったんです。なので色も今までにないブラック。具体的にはツアーユースを想定した元調子。手元に軟らかさがあり、切り返しでくっきりとしなり、しなり戻りで飛ばしていくタイプです。ヘッドが暴れないように中〜先をしっかりさせ、スピン量も減らせるので飛距離が伸びる。ハードヒッターでも左に行きにくく、自然に切り返しでタメができるので『オレンジ』に似ている部分があります。ただ濃淡をつけているので、しなりのポイントがわかりやすく、グッとしなってパーンと弾くイメージです。弊社には『The Choiceto Win』という言葉があり、日本語にすると『勝利への選択』。シャフトには契約がありませんが、勝つ選手が選ぶシャフトであってほしいということです」(秋田氏)

「ディアマナ」「テンセイ」でツアーをリードしてきた三菱ケミカルが王座奪還に向けて動き出した。

三菱ケミカル「TENSEI Pro Black 1K Core Series」の性能は?試打インプレッション記事はこちらから

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