
はら・えりか/1999年2月生まれ。神奈川県出身。湘南学院高等学校を経て、2018年プロ入り(JLPGA90期生)。通算5勝のうち国内メジャーで3勝。今年から米国に主戦場を移し、米下部ツアーのエプソンツアーで奮闘中

ヘッドに合わせてシャフトをフジクラのベンタス ブルーにスイッチ。ロフト8.5度にして左のミスを減らしているが、このヘッドは適正なスピン量が確保でき、飛距離アップに成功している
ドライバーはエリート♦♦♦のUSモデルのロフト8.5度を使っている。日本では9度のドライバーがメインだったが、8.5度に変更したことで平均飛距離が昨年の250ヤードから255ヤード超に伸び、持ち前の飛ぶフェードに磨きが掛かっている。

3Wはロフトを1度立たせて14度
FWは3W・5Wで構成は変わらないが、2本ともエリート♦♦♦に変更している。3Wはロフト調整で1度立てて14度。

UTはAPEX UWを昨年から継続使用
APEX UWは上がりやすさと飛距離性能を評価していて、14本のうち唯一、昨年から継続している1本。

3段階コンボのプロト。長くミズノのアイアンを愛用していたが、このプロトによってアイアンもキャロウェイになった。バックフェースデザインの通り、Xフォージドアイアンが原型だ
アイアンはキャロウェイの3タイプコンボのXプロトを愛用中。5Iがキャビティ、6Iと7Iがハーフキャビティ、8IからPWがマッスルバックと番手ごとの役割を明確化したコンボセットになっている。シャフトはUSTマミヤのアッタス FFを継続使用。以前から腰のヘルニアに悩まされているため、衝撃吸収材が入って体への負担が少ないこのシャフトを気に入っているという。

今年からオーパスの3本。バックフェースに貼った鉛に加えて、ウェッジのシャフトにも鉛を巻いている
ウェッジもキャロウェイのオーパスで50・56・58度の3本。以前のウェッジにもバックフェースに鉛を貼ってスピンを調整していたが、このウェッジにも同様に鉛を貼っている。

このパターを使って、今季エプソンツアーで平均スコア70.07のツアー1位タイ、イーグル数8は2位
パターはオデッセイ トライ・ホット 5K ロッシー プロト。ヘッドは2023年モデルのトライ・ホット5Kで、インサートを転がりの良いマイクロヒンジに替えている。原はロングネックのパターが好みで、今年からこのネックに合ったロートルクのシャフト、LAゴルフのP-SOHO BK370を挿す。ハードなシャフトにすることでヘッド挙動を安定させようとの狙いだ。
ボールはクロムツアー。昨年までボールはブリヂストンだったが、今年からキャロウェイのツアーボールに変更。
エプソンツアーで現時点のポイントランキングは6位。来季のLPGAツアーカード獲得へ順調に進んでいる。
原英莉花の最新クラブセッティングの詳細
1W/キャロウェイ エリート♦♦♦(US 8.5度)・フジクラ ベンタスブルー(5S)
3W・5W/キャロウェイ エリート♦♦♦ FW・フジクラ ベンタスブルー(6S・7S)
4U/キャロウェイ APEX UW・フジクラ ベンタスブルー(7S)
5I~PW/キャロウェイ Xプロト アイアン・USTマミヤ アッタス FF 95(S)
AW・GW・SW/キャロウェイ オーパスウェッジ(50・56・58度)・USTマミヤ アッタス FF 95(S)
PT/オデッセイ トライ・ホット 5K ロッシー プロト・LAゴルフ P-SOHO BK 370
BALL/キャロウェイ クロムツアー
※スペックは編集部調べ
※3Wはネック調整により14度に
PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe
※週刊ゴルフダイジェスト 8月19日・26日合併号「プロスペック」より