
おおさと・ももこ/1998年8月生まれ。熊本県出身。熊本国府高等学校卒業。2018年プロテスト合格(JLPGA90期)。同年のCATレディスでルーキーで初優勝。黄金世代のひとり。通算3勝

ロースピンモデルG440LSTのロフトを1度立てる。シャフトは手元調子のディアマナWSの60グラム台のフレックスS。フェードバイアスの強い組み合わせだ
ドライバーはG430 LSTのロフト9度を1度立てて8度で使う。以前はG430 MAXを使っていたが徐々にスピン量が多くなり、スピン量を減らす目的でLSTにしたところ、上手くフィットして飛距離も伸びたとのこと。現在の平均飛距離は237.77ヤードでツアー52位。

長く使用するこのUTはスチールのN.S.プロ850GH neoを挿している。上から打ち込みやすいスチールシャフトだが、この3本はレベルブローで打っている
FWは3Wと5Wの2本。3WがG440 MAX、5WはG425 MAXを使用する。3Wは長い距離でもピンを狙っていきたい意図で実際にテストしたところ、飛距離もアップし、球も上がりやすかったことで自信を持ってスイッチした。FWの2本はつかまり過ぎることを防ぐため、どちらもライ角を1度フラットに調整している。
UTは4U、5U、6Uで、契約フリーになる前からG410を愛用している。現在のシャフトはスチールのN.S.プロ850GH neo。カーボンシャフトを挿したこともあるというが、球筋が吹き上がって飛距離をロスすることが頻繁に起きたため、以来軽量スチールを挿している。最も短い6Uは6Iの代わりに使うほか、長いラフからでもグリーンを安心して狙える1本として重宝しているという。

一昨年の終盤から使用。元々60%台後半のパーオン率が、今年はツアー12位のパーオン率71.41%、昨年は73.78%で7位と上昇。このアイアンを使用して飛躍的にショットの安定感が増している
アイアンは7IからPWで、ミズノプロ243を使用。構えた時のストレートな顔つきと食い付くような打感が気に入っているそうだ。昨年から持ち球をドローからフェードに変え、真っすぐな顔つきのこのアイアンとの相性が良く、大里の新たな武器になっている。シャフトはUTよりも一段重めのN.S.プロ950GH neo。

50・54度はスタンダードソールのSグラインド、58度はフェースを開いたときのアプローチも想定したTグラインド
ウェッジは50・54・58度の3本態勢で、50度がピンs159、54と58度がピンのグライド4.0。以前、ショートゲームに苦しんでいた時期があったが、この3本を揃えて克服したという。

元々33インチの長さのパターを使っていたが、徐々に長くなり現在は37.75インチのパター。さらにグリップエンドに80グラムの重りを入れてカウンターバランスを強めている
パターはオデッセイのホワイトホット VERSA セブン S で37.75インチと長めにカスタマイズしている。パターに悩んでいた時期に長くしたことで、自信を取り戻すことができたそうだ。

ボールはブリヂストンのツアーB Xのジャストイン アライメントモデル。ターゲットに構えやすいアライメントマークが施されている。
昨年3年ぶりのツアー優勝を果たし、今年の序盤戦も2週連続の2位など安定感があったが、6月以降予選落ちが続く。後半戦ひと踏ん張りできるか、これからが正念場だ。
大里桃子の最新クラブセッティングの詳細
1W/ピン G430 LST(9→8度)・三菱ケミカル ディアマナ WS(6S)
3W/ピン G440 MAX FW(15度)・三菱ケミカル ディアマナ WS(6S)
5W/ピン G425 MAX FW(17.5度)・三菱ケミカル ディアマナ WS(6S)
4U・5U・6U/ピン G410 HY(22・26・30)・N.S.プロ 850GH neo(S)
7I~PW/ミズノプロ 243・N.S.プロ 950GH neo(S)
AW/ピン s159 ウェッジ(50度)・N.S.プロ 950GH neo(S)
SW・LW/ピン グライド4.0 ウェッジ(56・58度)・N.S.プロ 950GH neo(S)
PT/オデッセイ ホワイトホット バーサ セブン S
BALL/ブリヂストン ツアーB X
※スペックは編集部調べ
※1Wはネック調整により9度→8度に