タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第86回はプロプラチナム仕上げの「デルマ―3.5プロトタイプ」について。

“気”が注入されたデルマー

画像: デルマー3.5 ツアープロトタイプ:バックフェースとフェースにサークルTのスタンプが入った、シンプルなデザインのデルマー3.5。プランバーズネックの入ったデルマーは珍しい。プロプラチナム仕上げは、99~03年頃に作られたパターによく採用されていた。

デルマー3.5 ツアープロトタイプ:バックフェースとフェースにサークルTのスタンプが入った、シンプルなデザインのデルマー3.5。プランバーズネックの入ったデルマーは珍しい。プロプラチナム仕上げは、99~03年頃に作られたパターによく採用されていた。

プロプラチナム仕上げのデルマー3.5プロトタイプである。

デルマーは、スコッティキャメロンを代表するL字マレットで、デルマー3.5は過去にセルヒオ・ガルシアなども使用していた。

画像: デルマー3.5 インスパイアドバイ セルヒオ・ガルシア/ガルシアのデルマーは、スタンダードなフローネック

デルマー3.5 インスパイアドバイ セルヒオ・ガルシア/ガルシアのデルマーは、スタンダードなフローネック

ちなみに、ガルシアのデルマーはスタンダードなフローネックだったが、このプロトタイプにはプランバーズネックが溶接で取り付けられている。

ガルシアのデルマー同様、Tサイトライン(トップライン後部とフランジに入れられたT字の白線)が採用され、いかにもアライメントを取りやすそうである。

オーナーは、その見た目と打ちやすさがお気に入りと話すが、それ以上に、このパターにはある思い入れがあるという。それは、キャメロン氏がイベントで日本を訪れたとき、「ライ角やロフト角などを直接ご本人に調整していただいた」(オーナー談)ことなのだとか。

そうでなくても貴重なツアーパターに、キャメロン氏の“気”を直接注入してもらっているとは……。いやはや、なんとも羨ましい限りの一本であった。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

※週刊ゴルフダイジェスト9月9日合併号「キャメロンマニア宣言」より

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