ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は、「ゴルファーの言い訳を考える」がテーマです。
画像: メンタルが落ち込まないように「言い訳」を活用するのはあり、だ(写真はイメージ)

メンタルが落ち込まないように「言い訳」を活用するのはあり、だ(写真はイメージ)

聞き苦しい言い訳はやめたほうがいいけど…

ゴルフはやっぱり難しい。1日プレーしても満足のいく、納得のいくショットなど、1割にも満たない。それが現実ではないでしょうか。そう、プレーの大部分を占めると言っても過言では無いミスショットやミスジャッジ。でもミスする度に凹んでいたら、どんどんテンションが下がってしまって、立ち直れなくなる。多くのゴルファーがそんな経験をされている事と思います。

では、ミスが続いた時、メンタルを前向きに保つためにはどうしたら良いのでしょう? 最も簡単で、ゴルファーのほとんどが実践しているのが「言い訳」する事。違いますか?

ミスした時、その原因を、自分自身の技術の未熟さ、練習不足、メンタルの弱さ、などに求めていったら、自分がしんどくなるばかり。そんな時にほとんどのゴルファーは、ミスの原因を他者に責任転嫁する事で自己防衛を図り、メンタルが落ち込まない様に「言い訳」を利用している、のでは無いでしょうか?

ゴルファーがミスをする度、「後ろの組の人たちのおしゃべりが気になってさあー」「バックスイング上げた途端、風向きが逆になったのよ!」「Aさんのダジャレが酷すぎて集中出来なかった」「インパクトの瞬間、足が滑ったよ」「キャディーさんの言う通りに打ったのになー」

などなど、実に様々な言い訳、嘆き節が生まれて来た事でしょう。これを上手く活用する事でゴルフを楽しくプレー出来るなら、それはそれでありだと思います。

でも、こうした「言い訳」。口にする本人は良いですが、聞かされる周囲の人間にとっては、決して愉快なものではなく、時にはひどく聴き苦しくかったり、不快に感じられる事も多いかと思います。

そう、出来れば言い訳は、他人の耳に届かない様に。小声もしくは心の中だけに留めて自己完結。これが良いと思います。一方、言ったモノ勝ち!なのが、「プレー前の言い訳」です。

自分のその日のプレーに期待が出来ない事を、何故か周囲にアピールする。ライバルを油断させようという意図があるのかも知れませんが、ゴルファーの心理は複雑で面白いですよね。

例えば、「仕事が終わらなくて1時間しか寝て無いよ」「先週から50肩で腕が上がらないのよ」といったコンデイション系。「クラブ握るの半年振りでさー」というブランク系。

なかでも最強なのが「パター(もしくはドライバー)を新調して今日初めて使うのよ!」というギア新調系。こちらは出費がかさみますが、それだけ効果もあります。

いかに同伴プレーヤーよりインパクトのある言い訳を考え出せるか、がポイントです(笑)

ゴルフ草創期にアメリカ仕込みのゴルフを日本に持ち込み、アマチュアながら日本オープンチャンピオンとなった赤星六郎氏は「日本のゴルファーは、アリバイ(言い訳)やエクスキューズが多すぎる」と嘆いていたそうですが、競技ゴルファーならともかく、エンジョイゴルファーは、周りが聞いても説得力があり、なおかつ不快に感じない、そんなスマートな「言い訳」を考え出して、ゴルフゲームを楽しむためのスパイスにしてもらえたら、と思います。

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