「ULTRA」の名にふさわしい、驚きのやさしさを備えた“元調子”

4R~7Xまで、計15種類がラインナップされ、幅広いゴルファーに対応できる
アッタス史上最軽量シャフト『ATTAS SPEED』が8月28日に発売されて間もないが、来月10月9日に発売されると発表されたのは元調子『ATTAS RX ULTRA BLACK』。一見、クールでタフな印象を与える黒を基調としたデザインだが、その中身は驚くほどやさしさに満ちているという。
このシャフトの最大の特徴は、元調子の弱点とされてきた「球の上がりにくさ」と「難しさ」を緩和しつつも、「球を上げたい」、「左へのミスを抑えたい」という相反する悩みを同時に解決する“お薬”シャフトとして開発された。
一般的に球を上げるには先調子、左へのミスを抑えるには元調子が推奨されるが『ATTAS RX ULTRA BLACK』は元調子でありながら、先調子のように楽に球が上がり、元調子らしく左へのミスを抑えてくれるという、まさに”ウルトラやさしい”シャフトとなっているという。
この画期的なパフォーマンスの秘密は、USTマミヤが独自に開発した3つのテクノロジー『トライシンクテクノロジー』と、シャフト全体の絶妙なバランス設計に秘密があるとのこと。
進化した3つのテクノロジーと絶妙なバランス
▼人体の構造を模倣したトライシンクテクノロジー
このシャフトの根幹をなすのが、人体の『骨・筋肉・皮膚』の構造を模倣した独自の“Tri-Sync”(トライシンク)テクノロジーだ。つぶれを防ぐ骨、パフォーマンスを上げる筋肉、そしてそれらの動きをバランスよく抑える皮膚、この3つのバイアスを均等に配置することで、シャフトの動きを安定させ、再現性を極限まで高めている。
▼振り抜きと打ち出し角を両立するバランス設計
従来の元調子にありがちな振り遅れを防ぎ、自然と打ち出し角が得られるよう、バランスポイントをやや手元寄りに設定。これにより、フックボールやひっかけを解消しやすくなっている。
▼全長ストレート層と四軸カーボンシートの組み合わせ
先端剛性を高めすぎず、振り抜きやすさを追求するために、全長に『トレカ T1100G』を搭載。さらに、先端部には四軸 カーボンシートを配置し、ミスヒットに対する強さを確保している。
これらの技術により、今までの元調子とは一線を画す「手元がしなりながら、クセがなくスムーズに振り抜ける」という、新感覚のシャフトに仕上がっている。
編集Hが「ATTAS RX ULTRA BLACK」試打レビュー

USTMamiyaフィッティングスタジオ 市ヶ谷にて数値を見ながら自身に合うフレックスを選択できる(※写真はイメージ)
USTマミヤから発表された新シャフト『ATTAS RX ULTRA BLACK』。元調子の常識を覆すという謳い文句の真相を探るべく、最新のピンとキャロウェイのヘッドで試打を行った。今回は、普段60g台を使用する編集Hがそのフィーリングを確かめた。
第一印象を裏切る驚きの振り心地
実際に打ってみると、力強いフェード系のボールが出てくれて、左に巻くようなヒッカケは全く出なかった。左へのミスを絶対に避けたいゴルファーにとって、大きな安心感を与えてくれると感じた。また、フェース下部に当たったと感じても、極端にスピン量が減ってドロップすることはなく、ある程度の高さを保ったままキャリーが出てくれた。これは、シャフト全長に採用された「トレカ T1100G」と、先端部の四軸 カーボンシートが、オフセンターヒット時のブレを抑えているのだろう。
また、ちょっと背伸びをして6Xを試打しても、手元のしなりとシャフト全体の滑らかさは失われず、フレックスによるフィーリングの差が非常に緩やかだと感じた。そのため、6Xでも硬さで力むことなく、スムーズな振り心地を保ったまま自分に最適なフレックスを見つけやすくなっていると感じた。
今まで元調子を敬遠していたアベレージゴルファーから、もう少し球を上げたいハードヒッターまで、幅広い層にマッチするのではないか。特に、左のミスを絶対に避けたいゴルファーには最適だと思う。
このシャフトの性能を体感したい方は、全国で行われている試打会や、USTマミヤフィッティングスタジオにて“ウルトラやさしい”を体感してみてほしい。
製品情報
発売日: 2025年10月9日
価格: 4万4000円(税込)
フレックス: 4R~7Xの15種類(40g台はR/SR/S/Xの4種類、50g台はR/SR/S/SX/Xの5種類、60g台はSR/S/SX/Xの4種類、70g台がS/Xの2種類)