
DPワールドツアー「アムジェンアイルランドオープン」を制したローリー・マキロイ(写真/Getty Images)
アイルランドの名門ザ・Kクラブで開催されたDPワールドツアーのアムジェンアイルランドオープン(アイリッシュオープン)。首位と4打差からスタートした最終日は地元のスーパースターを応援する数万人のギャラリーをハラハラさせる展開となった。
先にホールアウトしたスウェーデンのヨアキム・レイガーグレンに2打リードされて迎えた18番パー5、プレーオフに進出するためにはイーグルが必須の状況だった。
第2打をグリーンに乗せたマキロイは観客が固唾を飲んで見守るなか8メートルのパットを鮮やかに沈め劇的イーグル! ギャラリーを熱狂の渦に巻き込んだ。
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x.comプレーオフ3ホール目でレイガーグレンがファウェイからグリーン左の池に入れて万事休す。マキロイがバーディを決めマスターズ以来の今季4勝目を挙げた。
「こんなにたくさんのギャラリーの前で勝てるなんて本当に運がいい! 試合を通して皆さんの応援は本当に素晴らしかった」と喜びを爆発させたマキロイ。
大会初日にはラウンド後に地元の人々に感謝を込めファン集会の場を設け、そこにマキロイはグリーンジャケットを羽織って登場。4大メジャーで獲得したトロフィーも披露し質疑応答に応じている。
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x.com「グリーンジャケットを着てここに帰って来られるなんてステキなホームカミングになると思っていたけれどこんな結末が待っているなんて信じられません」
自身2度目のアイリッシュオープン制覇だが前回も同じザ・Kクラブでの勝利だった。
ロイヤル・カウント・ダウン開催された昨年は「最終ホールでバーディを決めてラスムス(ホイガード)とのプレーオフに進出したかったけれど、わずかにハイサイドに外れてしまった。だから今回(72ホール目)のイーグルで少し挽回できた気がする。あれが決まった瞬間は本当に最高の気分でした!」
もうダメかとファンをドキドキさせ最後に劇的なイーグルを奪ってドラマチックな結末に導く。これこそがマキロイ最大の魅力。このカリスマ性は世界No.1のスコッティ・シェフラーにはない。
「まだ(シーズンは)終わっていない。来週はBMW PGA選手権(欧州ツアーの旗艦イベント)があってそのあとはライダーカップ。調子が良いのでこれからが楽しみです」
マスターズで勝ってから一時バーンアウトした時期もあったが完全に強いマキロイが帰って来た。
「残りの数カ月でなにがあろうと25年は自分のキャリアで最高のシーズン。間違いなく記憶に残る1年です」
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Final Round Highlights | 2025 Amgen Irish Open
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