マスターズトーナメント、R&A、アジア太平洋ゴルフ連盟(APGC)が主催する「2025年アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」が、10月23日からドバイで開催される。この大会に、世界アマチュアゴルフランキング(WAGR)で日本人上位に名を連ねる中野麟太朗ら、日本を代表する7人のアマチュア選手がエントリーした。
画像: 初出場の長﨑大星(左・写真は25年日本アマ、撮影/有原裕晶)と前回3位でリベンジに燃える中野麟太朗(右・写真は25年ロピア フジサンケイクラシック、撮影/岡沢裕行)

初出場の長﨑大星(左・写真は25年日本アマ、撮影/有原裕晶)と前回3位でリベンジに燃える中野麟太朗(右・写真は25年ロピア フジサンケイクラシック、撮影/岡沢裕行)

松山英樹も制したアマチュア最高峰の舞台

アジアパシフィックアマは、アジア太平洋地域のアマチュアゴルファーのレベルアップを目的に2009年に創設された。優勝者には翌年のマスターズと全英オープンの出場権が与えられる、アジア圏のアマチュアゴルファーにとって最高の舞台だ。過去には、2021年のマスターズチャンピオン松山英樹が2連覇を達成し、2018年には金谷拓実、2022年には中島啓太が優勝を飾るなど、日本のトップ選手がこの大会を制している。

今年の開催地は、中東初の芝生コースとして知られるドバイのエミレーツ・ゴルフクラブ。DPワールドツアーのドバイ・デザートクラシックの開催地でもあり、セベ・バレステロスやタイガー・ウッズら名だたるプロが優勝を飾ってきた世界的なコースで、日本人選手たちがどのようなプレーを見せるのか注目が集まる。

WAGR上位7名が選出、それぞれの意気込みは?

今回の出場者は、世界アマチュアゴルフランキングで日本人上位10人のうち7人がエントリー。世界アマランクでベスト101位の本大志、昨年の太平洋クラブ御殿場コースで3位に入った中野麟太朗(ベスト63位)、3度目の出場となる隅内雅人(ベスト50位)など、日本のトップアマたちが集結する。なお、今年の日本学生を制した古瀬幸一郎(同196位)や日本アマを制した佐藤快斗(同207位)、昨年の日本アマ覇者の松山茉生はエントリーしていない。

中野麟太朗(世界アマランク133位)
「去年は日本開催で優勝争いまでレベルアップすることができた。今回は日本のQTと被っていたが、なんとか出場できるので大会が待ち遠しい。ドバイの暑さが気がかりだが、コンディション調整をしっかりして、最後のアジアアマを全力で楽しみたい。優勝はもちろん視野に入れているが、何よりも自分を成長させてくれたこの大会に感謝しながら全力でプレーしたい」

隅内雅人(世界アマランク342位)
「今年も出場の機会をいただけてとても嬉しい。過去2回とも悔しい内容(5位)で終わっているので、今年こそは優勝してマスターズに出たいという気持ちが強い。ドバイでのプレー経験はないので想像がつかないが、とても楽しみ。目標は優勝だ」

長﨑大星(世界アマランク147位)
「ナショナルチームに入ってから、一番出場したいと思っていたのがこの大会だったので、出場が決まった瞬間は本当に嬉しかった。ドバイでは中島啓太さんが優勝されているので、その偉業に続きたい。自分の持てる力を最大限に発揮し、楽しみながら優勝を目指す」

その他の出場予定選手
● 片野貫一朗(世界アマランク280位)
● 小林翔音(世界アマランク538位)
● 小林匠(世界アマランク451位)
● 本大志(世界アマランク102位)

彼らが世界の強豪を相手に、マスターズと全英オープンへの切符を勝ち取ることができるのか、熱い戦いに期待しよう。

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