2025年9月8日、ジュニアゴルファーの加藤金次郎(15歳)が史上最年少でプロゴルファーとなることを宣言した。9月25日に開幕する男子レギュラーツアー「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」に、主催者推薦でプロとして初出場することが決定している。
画像: 史上最年少でプロ宣言をした加藤金次郎(写真は25年日本アマ最終日、撮影/有原裕晶)

史上最年少でプロ宣言をした加藤金次郎(写真は25年日本アマ最終日、撮影/有原裕晶)

天才少年ゴルファーがプロの世界へ

愛知県瀬戸市出身の中学3年生、加藤は「愛知の天才少年ゴルファー」としてジュニア時代から数々の大会で優勝を重ねてきた。昨年11月には「中部日本ゴルフマスターズ」を制覇。今年は推薦で出場した「中日クラウンズ」で予選通過まであと一打に迫る健闘を見せ、7月の「日本アマチュアゴルフ選手権」では中学生ながら6位タイという好成績を収めている。

今回のプロ宣言は、15歳139日という史上最年少での決断だ。加藤はプロ宣言の理由について、「昨年タイのQTを通過したことで、“自分もプロの世界で戦えるかもしれない”と初めて少し自信が持てました。また、今年は中日クラウンズやミズノオープンにも出場し、強い選手と戦う経験が大きな刺激になりました。15歳という年齢ですが、自分の力を試したくて、今回プロになる決断をしました」と語っている。

これまでの最年少記録を更新

これまでの国内男子プロゴルフにおける最年少記録は以下の通りだ。

QTサード進出後プロ転向最年少記録:香川友、15歳226日(2024年3月)
PGA認定プロテスト合格最年少記録:竹内優騎、16歳71日(2018年8月)
優勝後プロ転向の最年少記録:石川遼、16歳115日(2008年1月)

加藤の15歳125日という記録は、これらの記録をすべて更新する新たな史上最年少記録となる。

若手の登竜門「パナソニックオープン」でプロデビュー

プロデビュー戦の舞台となる「パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ」は、若手選手が活躍する大会としても知られている。過去には2021年大会で中島啓太が、翌年の2022年大会では蟬川泰果が、それぞれアマチュアとして優勝を飾っている。

プロとして新たな一歩を踏み出す加藤は、「小さい頃からの夢だったプロゴルファーとしての第一歩を踏み出せることに、ワクワクすると同時に少し緊張もしています。この舞台で、これまで積み重ねてきたことをしっかり出し切って、自分らしいプレーができるよう全力を尽くします」と意気込みを語った。

男子レギュラーツアーの猛者たちに、史上最年少プロがどのような戦いを挑むのか、そのプレーに期待が高まる。

加藤金次郎ってどういう選手?

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