女子プロゴルファーの小祝さくらが、左手首のケガのため、今シーズン残りすべての試合を欠場し、手術を受けることを発表した。

今シーズンの欠場と手術を行うことを発表した小祝さくら(撮影/大澤進二)
手首の回旋を要するゴルファーに多い「TFCC損傷」
所属事務所によると、小祝は以前から左手首に痛みを抱えていたが、試合復帰を目指し安静と治療に努めてきた。しかし、症状が改善しないため、新たな専門医の診断を受けたところ、手首の軟骨や靭帯の複合体である「三角線維軟骨複合体(TFCC)」が損傷していると診断された。
TFCC損傷は、ゴルフクラブを振るなど、手首の回旋運動を頻繁に行うゴルファーに多く見られるケガだ。手首の安定性や回旋動作に重要な役割を担う部分であるため、今後の競技への影響や選手生命を考慮した結果、シーズン途中の手術を決断したという。
来季開幕戦での復帰を目指す
小祝は、ファンや関係者に向けて「大好きなゴルフをこれからも続けていくため、今は無理せず、治療に専念をして、また元気な姿で皆さまの前でプレーできるように努力してまいります」とコメントを寄せている。
今シーズンは残り試合を欠場することになるが、来シーズンの開幕戦には万全の状態で復帰できるよう治療に専念するとのことだ。小祝の早期回復を願うばかりだ。