「ソニー日本女子プロ選手権(大洗GC)」は12日、前日サスペンデッドで中止となった第1ラウンドの残りプレーを終了し、桑木志帆が7アンダーで単独トップに立った。プレーを残した選手たちは7時に一斉スタート。前日14番ホールで4アンダー暫定トップタイだった桑木は、15番の3打目からプレーを再開。3つスコアを伸ばし、日をまたいでのハーフ30をマーク。今大会の9ホール最少ストロークタイを記録した。15年の渡邊彩香、18年濱田茉優、22年川﨑春花、24年竹田麗央に次ぐ、5人目となった。

ハーフ「30」をマークし、ホールアウトする桑木志帆(撮影/岡沢裕行)
15番パー5で"朝イチバーディ"を奪うと、16番パー3、17番パー4で3連続バーディ。18番パー4は2打目をピン右7メートルに乗せたが、わずかにカップを外し、惜しくも「29」の新記録達成とはならなかった。
前日雷雨による中止が決定したあと、暫定トップタイで取材に応じた桑木。
「今日(初日)はアウトコースのスタートだったので、パーセーブがいい感じにできてそれで波に乗れた感じです。残り3ホール、サードショットもいいライから打てるのでしっかり取れたらいいかなと思います」と宣言通りバーディを奪ってみせた。
「朝の風次第で難易度も変わってくると思うので、朝起きて風があまり吹いてないことを願うだけです」
その願いが通じたが、大洗に吹き荒れる“いつもの風”とは違い、おだやかな風のなかでのプレーとなった。
2位の小林光希に3打差をつけて単独トップで8時36分に第2ラウンドをスタートした。