ライダーカップを2週間後に控えた今週ヨーロッパではBMW PGA選手権、PGAツアーではフォールシリーズ初戦のプロコア選手権が開催され両大会にライダーカッパーたちが集結した。
第1ラウンドがサスペンデッドとなったBMW PGA選手権では今回が2度目のライダーカップ出場となるアバーグが9バーディ(1ボギー)をマークし64の好スコアで暫定ながら首位タイの好スタート。
「パターの調子がすごく良かったので効率の良いプレーができました」とヨーロッパの若きエースは納得の表情を浮かべた。

DPワールドツアー「BMW PGA選手権」初日、8アンダー首位タイと好スタートを切ったラドビッグ・アバーグ(写真/Getty Images)
同じ組で回ったフィッツパトリックも8バーディ(2ボギー)を奪って暫定4位タイの好位置。2人合わせて17バーディの猛攻でもしこれがペアを組んでのフォアサム(2人のうち良い方のスコアを採用するフォーマット)なら13アンダー。米チームのどのペアが相手でも圧勝しそうな勢いだ。
「マット(フィッツパトリック)とはすごく仲が良いんです。一緒にいるとすごく心地よいし、普段からゴルフ以外の話題を色々話したりしているのですごく楽しかった!」(アバーグ)
「今日は2人ともかなりいいプレーができたのでニューヨーク(ライダーカップ本番)でも同じように良いプレーができるといいですね」
その他のライダーカップ組はローリー・マキロイとティレル・ハットンが暫定33位タイと出遅れたが、ジャスティン・ローズ、シェーン・ローリー、ビクトール・ホブランは暫定8位タイと調子が良さそうだ。
今大会には日本勢も参戦しており松山英樹は14ホールで6つスコアを伸ばし上位争いに加わったが上がり3ホールで2ボギーを叩いて4アンダー68。
それでもスロースターターの彼にしてはまずまずの滑り出しで暫定17位につけた。残り3ラウンドでどこまで上位に食い込めるか注目だ。
もう1人の日本勢、桂川有人は15ホールを終え3アンダー、マキロイらと同じ暫定33位につけている。
ちなみにプロコア選手権に集結した10名のライダーカップメンバーのなかではベン・グリフィン(64)、ラッセル・ヘンリー(65)、J.J.スポーン(67)がトップ10を確保したがその他のメンバーは振るわず。
1983年以降では最長記録タイの21ラウンド連続60台をマークしていたスコッティ・シェフラーが初日2アンダー70に終わり連続60台記録が途切れる波乱もあった。