ツアープロの求める性能を具現化した、プロギア『RS MAXプロトタイプ♧(ワンクローバー)』と『RS SPEEDプロトタイプ♧♧♧(スリークローバー)』が登場。♧は安定感と飛距離重視、♧♧♧は卓越した操作性が特徴だ。最新の技術が詰まった骨太なプロトタイプ、その違いを体感してみよう。
叩けるMAXはスライドウェイト搭載 RS MAX PROTOTYPE♧
つかまりを抑えた基本設計だが、後方にスライドウェイトを設け、自分の打ちたい球筋を実現するための工夫も。ヒール側にも別途ウェイトがあり、細かな調整が可能
操作性抜群のディープフェースモデル RS SPEED PROTOTYPE ♧♧♧
最近あまり見ないディープフェース。重心をやや高めに設定し、適度にスピンの入った安定した弾道で飛ばせる。弾道を操作して攻めたい人にもマッチする
どちらのプロトタイプもつかまりすぎない
ツアープロのわがままを具現化した、RSシリーズの2つのプロトタイプドライバーが誕生。
ワンクローバーは「(投影面積の大きい)大慣性モーメントのヘッド形状は好きだけど、球が軽い、つかまりすぎる」というプロの声に応え、ストロングロフト化とフラットなライ設定、さらにヘッド重量を増やしたモデル。また後方にはスライド式のウェイトを設け、細かな弾道の調整を可能にした。
一方のスリークローバーは、ディープフェースで洋なし形状という、ちょっと懐かしさを感じるヘッド形状。こちらもフラットなライとオープンフェースでつかまりを抑えた叩けそうなモデルだ。先に誕生した「RS SPEED」は軽量モデルだが、こちらはヘッド重量が6g重くなり(200g)、質量でも飛ばせる設計となった。重心はやや高めに設定され、スピンレスの一発の飛び系ではなく、適度にスピンが入る安定弾道を目指している。いずれも挑戦的なプロトタイプだ。
プロが求めた尖った秘密兵器、ビタッとはまれば強力な戦力になるだろう。
同じプロトタイプでも形状はこんなに違う!
【RS MAX PROTOTYPE♧】

【RS SPEED PROTOTYPE♧♧♧】

“RS SPEED PROTOTYPE ♧♧♧” “RS MAX PROTOTYPE♧”試打比較

試打
横田 英治プロ
月刊ゴルフダイジェストの名物企画「D-1グランプリ」の試打隊長を長年務め、誰よりもドライバーの性能の違いを熟知するプロゴルファー。千葉北IC至近の「CLUB HOUSE」を主宰
個性が際立ってます! 一見難しい♧♧♧は意外と合う人が多いはず

“RS MAX PROTOTYPE ♧” “RS SPEED PROTOTYPE♧♧♧”試打データ
ドライバーに関して、違いをつぶさに感じる横田プロ。まずは形状に着目した。
「アスリートタイプでも投影面積が大きくて、やさしさを感じるのがワンクローバー。一方でいかにもハードヒッターが好みそうだなというのがスリークローバー。形は“パー”と“グー”、それぐらい大きく違います。やさしく飛ばすワンクローバー、操作して飛ばすスリークローバー。形からもやりたいことが明確に伝わってきます」

計測はトラックマンを使用。ナイスショット3球の平均を試打データとした
実際に打ってみると、その違いがさらに明確になると言う。まずはワンクローバーから。
「ワンクローバーは、今どきの大MOIドライバーの延長線上で、広い高初速エリア、爽快な高めの打球音が味わえます。そして後方のウェイトを動かすと結構性能が変わりますね。トウ寄りにすると、よりスイートエリアが広がる感じがして打点のずれに対して寛容性が高い。ヒール寄りはフェースのどこに当たったかがわかりやすく、操作性が増してきます。個人的にはヒール寄りのほうが振りやすくて、飛距離も伸びました」
では、スリークローバーはどうか。
「打感が結構違います。スリークローバーは一瞬ボールがくっついて、そこから押し出していくような感じ。コントロールができる安心感があります。大MOIヘッドがやさしいと言われますが、こういうゲンコツ型のヘッドのほうが、良い意味で手先の感覚で調整できるので、一見ハードに見えますが、合う人は意外と多いと思います。スピンは確かに入りますね。ヘッドスピードが40m/sぐらいでもしっかりスピンが入るので、普段スピンが足りず、キャリー不足に悩んでいる人にもいいと思います。
一発の飛びはワンクローバーですが、個人的にはスリークローバーが打ちやすかった。昭和のおじさんなので(笑)。でも右にプッシュアウトしたり、それを嫌がってチーピンも出るような、大慣性モーメントのドライバーを苦にしている人には、操作できるスリークローバーはお勧めです」
RS MAX PROTOTYPE♧
ウェイトは想像以上に性能を変化させる
弾き感があって低スピンで飛ばせる。スライドウェイトはかなり効きます。ヒールウェイトにすると、適度に自分の意思が伝わっていい感じに飛ばせます。
RS SPEED PROTOTYPE♧♧♧
フェースに食い付いて操作しながら飛ばせる
フェースにくっついてから飛ぶ感覚に安心感を覚えます。スピン量はやや多めで、つかまえたり、逃がしたり、コントロールも自在です。
写真/三木崇徳、増田保雄(試打) 協力/CLUB HOUSE






