試打&解説
松本一誠 プロ
1992年生まれ。レッスンプロにして2023年のロングドライブ競技日本チャンピオン。日本練習場連盟ティーチングプロ
テスト方式
試打は「14field横浜」で行った。フォーティーンDXドライバー、4モデルともHS41m/s台で7球ずつ計測。数値の上下を省いた5球の平均を掲載値とした。ボールはタイトリスト プロV1x。GCクワッドで計測
FOURTEEN DX-001
イン-アウト軌道のフック系の人へ。深い重心位置でスピンを増やす

FOURTEEN DX-001

FOURTEEN DX-001

FOURTEEN DX-001
「僕が打つとスピン量が平均2500~2900回転。ボールがしっかり上がってキャリーが伸びます。ボールが浮かないフック系の人やHS38~40m/sの人にぴったりだと思います。ヘッド後方にある14gのウェイトをさらに重い16gに替えて試すのもアリです(松本プロ・以下同)
FOURTEEN DX-002
オーソドックスな重心ヘッド。まずはこれでフィッティング開始

FOURTEEN DX-002

FOURTEEN DX-002

FOURTEEN DX-002
「最もオーソドックスなモデルで操作しやすいです。打点がブレてもスピン量が均一(2200~2300回転)で、真っすぐ安定して飛んでいくのはかなりポイントが高いです。前後に2つのウェイトがあるので入れ替えると、さらに低スピン弾道になりそう」
FOURTEEN DX-003
つかまりの良い重心特性。スライスが飛ぶフェードに

FOURTEEN DX-003

FOURTEEN DX-003

FOURTEEN DX-003
「構えた時の見た目から、つかまりそうでやさしそうな印象です。試しにカット軌道で振っても真っすぐから薄いドローになります。ヘッドが自然にローテーションしてくれるのでスライサーが大喜びしそう。そのわりにMOIも大きく寛容性も高いです」
FOURTEEN DX-004
低くて浅い重心位置。吹き上がる球を強弾道に

FOURTEEN DX-004

FOURTEEN DX-004

FOURTEEN DX-004
「ディープヘッドで叩ける印象。弾道が強く、前へ伸びるフェードが出ます。スピン量が明らかに減るので、カット軌道で吹き上がってしまう人にぴったり。HS41m/sで平均スピン量2010回転、ボール初速60.1m/s、トータル平均250.1ヤード出ました」
DXドライバーは4ヘッドともロフト10.5度。ロフト±0.5度・±1度・±1.5度・±2度の調節ができる4つのスリーブがある。これによって細かなロフト調整が可能。また、ヘッドに装着するウェイトは1~16グラムとバリエーションが豊富
DX-001とDX-002は癖の少ない中元調子のFT-dM(三菱ケミカルと共同開発)シャフトを推奨。DX-003とDX-004はカット軌道を考慮した先中調子のFT-dG(グラファイトデザインと共同開発)シャフトを推奨。どちらもワンフレックスで40・50・60グラム台がある
4つとも振りやすい軽量ヘッド

4モデルともヘッドはチタンボディのカーボンクラウンで体積は460cc。「やや低めのシックな打音で、打感は衝撃プラスアルファの弾きを感じます」
4つのDXドライバーはすべて軽量ヘッドでネックスリーブを装着しても200gを切る軽さ。フォーティーンと聞くと、中上級者向けのイメージだが、このシリーズは100切りを目指すゴルファーにも〝最大飛距離〞と〝やさしさ〞を実感してもらうべく開発したライトウェイトシリーズ。
「4モデルともHS41m/s台で打ちました。最もオーソドックスなDX-002から試打しましたが、最初に感じたのは普通のヘッドに比べ、インパクト時にもうひと押しというか、プラスアルファがあること。これは4モデルとも共通で、このHS帯で初速が伸びるよう開発されたことがわかります。標準仕様の50g台シャフトで打ちましたが、どれも軽くて振り抜きやすいうえ、各ヘッドのコンセプトがとても明確だと感じました」と松本一誠プロ。
各モデルの評価は、「最初に打ったDX-002は素直なヘッド挙動で安定感が高く、多くの人に合いそうです。次にDX-001を打つとスピン量が400回転ほど増えて平均2626回転。ドロップしがちな人にお薦めです。3番目のDX-003は普通に打つとフックになるので、意図的にカット軌道で振ると薄いドローが続き、結果的に左サイドブレ5.5ヤード平均。スライサーにはこれですね。最後のDX-004はHS41m/sでも強弾道の球が打てます。スピンが多く飛距離をロスしがちな人に最適です」。
その中で松本プロが気に入ったのはDX-003とDX-004。
「003はとにかくつかまるので、右からのビッグドローで決め打ちしやすく実戦的。ロースピンの004は試しに強め(HS56m/s台)に振ったらトータル338ヤード。スリーブでロフトを立てたらもっといけそうです」
全試打を終えた松本プロは、「アベレージの方が振っても各モデルの重心の違いを感じられて弾道や飛距離が確実に変わるはず。自分の癖を知るうえでも、DXシリーズでフィッティングしてみる価値は高いです!」。
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【締め切り】2025年10月14日(火)24時
写真/姉﨑正、野村知也