女子ゴルフの今季国内ツアー第25戦でメジャー第2戦「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」最終日が14日、茨城県・大洗GC(6840ヤード、パー72)で行われ、通算10アンダーで首位に並んだ桑木志帆と金澤志奈がプレーオフを戦ったが、桑木は1ホール目をボギーとし、パーをセーブした金澤に敗れた。桑木は正規の18ホールを首位から出て3バーディ、3ボギーの72で回った。
画像: 金澤志奈とのプレーオフで敗れた桑木志帆(撮影/岡沢裕行)

金澤志奈とのプレーオフで敗れた桑木志帆(撮影/岡沢裕行)

悔しい敗戦だった。

18番パー4を使用したプレーオフの1ホール目。桑木はティーショットを左へ曲げ、第2打はレイアップ。第3打を1.5メートルにつけたが、勝負のパーパットが入らず万事休した。

「(プレーオフは)ティーショットを曲げてしまったのがもったいなかったですし、パターが後半打てなくなっていました。(最後のパーパットは)緊張するとあんまり強く打てなくなってしまうので、たぶんいつも通りのタッチで打っていたら入っていたんですけど、切れてしましました」

この日は首位から出て、金澤に追いつかれたあとの3番で4メートルを入れてバーディ。再び首位に立ったが、5、6番で連続ボギーをたたき、首位から陥落した。それでも15番で10メートルのスライスラインを読み切ってバーディ。このホールボギーの金澤に並び、そのままプレーオフにもつれ込んだ。

「(正規の18ホールは)結構ピンチだらけで、そこを切り抜けて最後までメンタルも保ってゴルフをできた。そこは成長だと思います」

昨年最終戦のメジャー大会「JLPGAツアー選手権リコーカップ」を制し、竹田麗央や山下美夢有、岩井姉妹が米ツアーに主戦場を移した今季は年間女王の筆頭候補だったが、前週までトップ10入りが9回もありながら未勝利。今大会こその気持ちで臨んだメジャーだっただけに無念の思いは強い。

「勝ちたかったですね。練習ラウンドで(男子シニアプロの)鈴木規夫さんに悔しい思いをいっぱいしなさいと言われたので、また強くなれると思うので頑張ります」

悔しさを胸の奥にしまい、懸命に前を向いた。

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