女子ゴルフの今季国内ツアー第29戦「スタンレーレディスホンダ」は10日、静岡県・東名CC(6435ヤード、パー72)で開幕する。21歳のルーキー吉田鈴は8日、今大会に参戦する渋野日向子と始めての練習ラウンドを経験。メジャーチャンピオンから学んだことを現在「当落線上」にいる初シード獲得への突破口にする。
画像: 渋野日向子と初ラウンドで「楽しかった」と笑顔の吉田鈴

渋野日向子と初ラウンドで「楽しかった」と笑顔の吉田鈴

メルセデス・ランキング55位から初シード獲得目指す

画像: 渋野から「ラフの打ち方」と「スウィングの始動」を学んだ

渋野から「ラフの打ち方」と「スウィングの始動」を学んだ

吉田鈴の目が輝いた。この日は渋野、木下彩とともにイン9ホールを練習ラウンド。「今日は楽しかったです。木下さんもめちゃめちゃ面白かったです。張り詰めた中で練習ラウンドすることが多かったので、こういう笑顔のラウンドは久々です」と笑顔で振り返った。

楽しみながらもメジャーチャンピオンのプレーをじっと観察した。学べることは学び吸収したい。そういう意欲の表れだった。

「構えてから上げるまでの足の使い方がすごくスムーズで、足から始動しているなっていう感じです。(具体的には)渋野さんは左に乗ってから右に乗るのがすごくうまいなって思います。自分は疲れてくると足から上げないで腕から上がっちゃたりするので」

学んだことはひとつではなかった。

画像: 今大会トップ5以上を目指し、練習ラウンドに励んだ

今大会トップ5以上を目指し、練習ラウンドに励んだ

「ラフからのショットがすごくうまいなって印象で、すごく高い球を打つ感じです。結構シャローな感じで、つぶす感じはなくて、うまいなって思います」

吉田の当面最大の目標は初シード獲得。前週までのメルセデス・ランキングは55位で50位以内のシード圏内まであと1歩のところにいる。今季出場可能な残り試合は現時点で今大会を含めて6試合だが、幸いにも成績は右肩上がりだ。4週前のソニー日本女子プロゴルフ選手権(30位)から住友生命Vitalityレディス 東海クラシック(7位)、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(11位)、日本女子オープン(28位)と4週連続で安定した結果を残している。

「(日本女子プロの会場だた)大洗(GC)から一気によくなったっていうのはあります。やっぱり知っているコースで、メジャーだったんですけど、安心感ある中でできたのがすごくよかったんじゃないかと思います」

初シード確定へ向け、今週も全力投球する。

「目標はもちろんシードなんですけど、ここまできたら結果を求めたい。トップ10は必要ですけど、優勝もしたいです。トップ10とトップ5は違うので、トップ5を目指したい。トップ5は一歩間違えたら優勝ですから」

渋野のエッセンスも吸収し、ひと回り大きくなった器で目標達成を目指す。

渋野日向子が久しぶりに登場!

This article is a sponsored article by
''.