
相性のいい国、インドで初日2位発進した中島啓太(写真はベイカレント C レクサス、撮影/岡沢裕行)
7時35分スタートの午前組で10番から出た中島は5連続を含む8バーディを奪う好調なゴルフで7アンダー65をマーク。午後組のシェーン・ローリーが8アンダー64で首位に浮上するまでリーダーボードの最上段を守り続けた。
「今日はかなりいいゴルフができました。8バーディを獲れたのはうれしいですね」
インド・オープンで勝ったときとコースは違う。今週のデリーGCは林が迫り出し狭いフェアウェイが特徴のトリッキーなコース。
この日3アンダー69で17位タイからのスタートとなったマキロイはコースの狭さゆえ大会前に「ドライバーは入れない」宣言。ホールアウト後も「バッグには入れませんでした。ロッカーのなかに眠っています」と語っていた。
そのコースで中島はパーオン率83.3パーセントの正確なショットに18ホール「25」パットと好調なパットが噛み合い8バーディを積み上げた。
インド・オープンで勝ったときは3日目までの快進撃で貯金を作り、最終日は73だったが後続に4打差の圧勝を飾った。
「インドのコースが好きみたいです。なぜかわからないけれどインドにくるとゴルフの調子が良くなるんです」と相性の良さを口にした中島。
現在ポイントランク21位で、すでにPGAカードを保持している選手を除く上位10名に付与される米ツアー昇格に黄信号が灯っている。
先週は平田憲聖がコーンフェリーツアー(下部ツアー)を1シーズンでクリアし、来季のPGAツアー出場権を決めた。
日本でおこなわれた「ベイカレント C レクサス」ではアマチュア時代最大のライバル、金谷拓実が4位に入り、来季のシード入りに一歩近づいた。
彼らの活躍に同世代の中島が刺激を受けないはずがない。まだ試合は始まったばかりだが相手がビッグネームであろうと自分のゴルフを貫いて上位争いを続けて欲しい。
なお昨年欧州ツアーから米ツアーに昇格した星野陸也は初日の途中でリタイアした。
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