女子ゴルフの今季国内ツアー第30戦「富士通レディース」初日が17日、千葉県・東急セブンハンドレッドC西C(6697ヤード、パー72)で行われ、注目ルーキー都玲華が4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り、首位に4打差12位タイと好スタート切った。

初日70 で回り好スタートを切った都玲華
パッティングは3種類のグリップを使い分けた

両手の人差し指をクワガタのように「指ピーン」の挟み型で握るグリップでストロークする都
都がちょっぴり複雑な表情を浮かべた。
「(このコースは)難しいですね。気が抜けない感じで、結構神経を使いました」
アウトから出て4番で手前8メートルを決め、続く5番も2メートルを沈めて連続バーディ。6、7番でともに手前バンカーから寄らず入らずのボギーをたたき「逆バウンスバックした」と自虐的に振り返ったが、後半12番で4メートル、15番で1メートルを入れて2アンダーまでスコアを伸ばした。
「朝からショットがパラパラでコーチとキャディさんに『今日は覚悟してね』と言ったら『いつも覚悟してるわ』と言われながら出ました。9番で奥のバンカーからパーをセーブできたのが大きかったかなと思います」
前週のスタンレーレディスホンダからパターを変えて調子は上向きになっている。今週はグリップにも工夫を加え、クロスハンド、クロウ、「指ピーン」の拝み型の3種類を使い分けている。
「クロウも右手の指3本を2本にしたらよくなりました。(今週は)カットラインがイーブンパーとかになりそうだけど、せっかくだから上を見て、毎日ちょこっとアンダーで伸ばせたらいいと思います」
最大の目標は初優勝。残り2日間、可能性がある限りは全力を尽くす。