オークションの当たりくじ

JAT2 ツアープロトタイプfor Aaron Baddeley:フェースに、バデリーのニックネームと思われる「BADDS」の文字が刻印されたJAT2。JAT2には、ブラックオキサイト仕上げのものが多いが、このパターにはオイルカン仕上げが施されている。オーナーは、溶接されたネックと、ソールの7ポイントクラウンがサークルTになっているところがお気に入りだという※写真は、12年にマスターズに出場したときのもの
アーロン・バデリーは、99年と00年に全豪オープンを連覇。03年からPGAツアーに参戦すると、初戦のソニーオープンから2位に入り、注目を集めた選手である。
その後、PGAツアーでは3勝を挙げるのだが、実は、年間の平均パット数でトップ10入りが5回、トップ15入りが7回と、パットの名手としても知られている。
写真は、そんなバデリーの名が刻まれた、オイルカン仕上げのJAT2である。バデリーの好みなのであろうか。サイトラインやサイトドットのないシンプルなデザインで、溶接で取り付けられたネックに、長めのベントシャフトが挿入されている。

バデリーのニックネームと思われる「BADDS」の刻印
「このパターはオークションで手に入れたのですが、最初は誰のパターかわからなくて。そこでイベントで会ったキャメロン氏に直接尋ねたら、バデリーのものとわかったんです」と、オーナーは語る。
前オーナーもバデリーのものとは知らなかったのであろう。思いのほか安く取引できたのだとか。どうやら、オークションならではの当たりパターだったようである。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン
週刊ゴルフダイジェスト10月21日号「キャメロンマニア宣言」より

