タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第92回はアーロン・バデリーの名が刻まれた『JAT2 ツアープロトタイプ』について。

オークションの当たりくじ

画像: JAT2 ツアープロトタイプfor Aaron Baddeley:フェースに、バデリーのニックネームと思われる「BADDS」の文字が刻印されたJAT2。JAT2には、ブラックオキサイト仕上げのものが多いが、このパターにはオイルカン仕上げが施されている。オーナーは、溶接されたネックと、ソールの7ポイントクラウンがサークルTになっているところがお気に入りだという※写真は、12年にマスターズに出場したときのもの

JAT2 ツアープロトタイプfor Aaron Baddeley:フェースに、バデリーのニックネームと思われる「BADDS」の文字が刻印されたJAT2。JAT2には、ブラックオキサイト仕上げのものが多いが、このパターにはオイルカン仕上げが施されている。オーナーは、溶接されたネックと、ソールの7ポイントクラウンがサークルTになっているところがお気に入りだという※写真は、12年にマスターズに出場したときのもの

アーロン・バデリーは、99年と00年に全豪オープンを連覇。03年からPGAツアーに参戦すると、初戦のソニーオープンから2位に入り、注目を集めた選手である。

その後、PGAツアーでは3勝を挙げるのだが、実は、年間の平均パット数でトップ10入りが5回、トップ15入りが7回と、パットの名手としても知られている。

写真は、そんなバデリーの名が刻まれた、オイルカン仕上げのJAT2である。バデリーの好みなのであろうか。サイトラインやサイトドットのないシンプルなデザインで、溶接で取り付けられたネックに、長めのベントシャフトが挿入されている。

画像: バデリーのニックネームと思われる「BADDS」の刻印

バデリーのニックネームと思われる「BADDS」の刻印

「このパターはオークションで手に入れたのですが、最初は誰のパターかわからなくて。そこでイベントで会ったキャメロン氏に直接尋ねたら、バデリーのものとわかったんです」と、オーナーは語る。

前オーナーもバデリーのものとは知らなかったのであろう。思いのほか安く取引できたのだとか。どうやら、オークションならではの当たりパターだったようである。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

週刊ゴルフダイジェスト10月21日号「キャメロンマニア宣言」より

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