「クラブの違いなんてわからない。フィッティングを受ける必要があるのなんて、中・上級者でしょ」というゴルファーに対して、ギアオタクでフィッターの小倉勇人はこう語る。
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うまく打てない人こそフィッティングを受けたほしい、と小倉氏は語る

機会があれば受けてみるのが最善

クラブフィッター小倉です。今回は、私の本業であるクラブフィッティングについてお話ししたいと思います。クラブフィッティングは、まだまだ“上級者が行うもの”という認識の方が多いですが、決してそんなことはありません。とりあえずある程度ボールを打てるようになったら受けたほうが絶対にプラスになると考えています。

理由はいくつかあります。まずクラブによってスウィングの再現性やボールのとらえやすさ、弾道が明確に変わるというのを体感できるという点。クラブを振り慣れるというところまでは、知人から譲り受けたクラブなどでよいと思いますが、うまくなりたいのであればクラブが自身にマッチしているかどうかで上達スピードが大きく変わってきます。

またうまく打てるクラブ、打てないクラブが明確に分かれた場合、それらのクラブの特性を知ることで、自身にとってどんな特性のクラブがマッチしやすいのかが見えるようになります。

ヘッドはその時の技術的な状況や、求める弾道によって変わることもありますが、シャフトは、フレックスや重量帯が変わってもキックポイントや粘る、弾くといった特性の好みは、上達しても意外と変わりません。これらを知っておくと、次にクラブを選ぶ時などにモデルを絞り込みやすくなり、クラブを替えたことによる不調やスランプを避けることができます。

私は、もっとたくさんの人にフィッティングを気軽に楽しんでもらえたらと思っています。当店のフィッティングを受講されるゴルファーの平均スコアは、95~100ぐらいです。もちろん上級者の方もいらっしゃいますが、始めて3ヶ月なんて方もいらっしゃいますよ。

たまにフィッティングを受講される際に、ミスショットをすると非常に恐縮されるゴルファーがいらっしゃいますが、そんな必要はまったくありません。むしろミスショットを見せてもらわないと、何が原因でミスされているのかがわかりませんので、ミスが見たいのです。気兼ねなくミスしてください!

最近では、クラブメーカーが積極的にフィッティング施設を作っており、様々な場所で受講できるようになりました。各メーカーによってクラブはもちろん、フィッティングに対する考え方の違いがあるので、自分に合ったクラブを探しながら、そういった部分をより深く知ることができます。

練習しても上達しない、効率よく上達したいといったうまくなりたいゴルファーはもちろん、できるだけストレスを減らして楽しくプレーをしたい、練習しなくてもある程度のスコアを維持したいといったエンジョイ派のゴルファーにもフィッティングは有効に作用するはずです。是非機会があれば受けてみてほしいと思います。

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