ニクラス、トム・ワトソンとともにマスターズのオナラリースターター(名誉始球式)を務めるプレーヤー。
「昔はビッグ3(パーマー、ニクラス、プレーヤー)のなかで私が一番小さかったのに、いまでは(腰が悪い)ジャック(ニクラス)を抜いてしまった」と笑わせる饒舌な御大。

ゲーリー・プレーヤーが語る、強いゴルファートップ3とは?(写真は2025年のマスターズ 撮影/岩本芳弘)
そんなレジェンドが傘寿を前に米パームビーチポスト紙のインタビューに応じ、自身が考える史上最強のゴルファートップ3を語った。
「ジャックが1位、タイガーが2位、そして3位が私です。これは疑いの余地がない」
謙遜することなく自分を3位と言い切るプレーヤー。そこには彼なりの明確な基準がある。
「判断基準は『記録』です。これほど明確なものはありません。ニクラスはメジャー18勝という最高の記録を持っている。もしタイガーが正しい選択をしていたら史上最高の選手になっていたでしょう。しかしあらゆるスポーツに“もし”はない。結果がすべてだからです」
メジャー18勝のニクラスに対してタイガーは15勝。「それだけでなくメジャーでの準優勝はジャック(19回と7回)のほうがはるかに多い」。それがニクラスがNo.1の理由だ。
プレーヤーには持論がある。「世間では誰でも彼でもスーパースターと呼びたがるが私の基準はメジャー6勝以上。それ以下はスーパースターではない」
本人はメジャー9勝でニクラスより先にグランドスラマーになり、チャンピオンズツアーでもグランドスラムを達成、世界中で160勝以上を挙げている。
「よくボビー・ジョーンズとアーノルド・パーマーを私より上にランク付けする人がいる。しかしアマチュア(ジョーンズ)の記録は私の記録に遠く及ばない」とバッサリ。
「アーノルドのメジャー優勝回数(7勝)より私のほうが上。平均ストロークも私のほうが優れていた。記録という意味では彼より私のほうが上だが、彼は私にとって血を分けた兄弟のような存在だった」
人々の評価はどうあれ本人は自らの『記録』に胸を張る。南アフリカの貧しい炭鉱夫の息子がゴルフ界のレジェンドになったのだから当然かもしれない。
交流のあるトランプ大統領は最近プレーヤーが「6800ヤードのコースで70をマークした」と驚きを語っている。
プレーヤーにとって年齢は「Just a number(単なる数字)」。それにしても自らの年齢を20も下回るスコアをマークするとは!
年末にはPNC選手権(親子大会)で元気な姿を見せてくれるはず。ブラックナイト(愛称)よ、永遠に!
字幕付きでどうぞ! ゲーリー・プレーヤー紹介動画【PGAツアー公式YouTube】
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youtu.be※2025年10月31日13時00分、一部加筆修正しました。
 
				
				
 
						
						
 
	 
	 
							 
							 
							