
ゴルフを長く続けるには、一緒に回る仲間作りも大切(写真はイメージ)
素敵なゴルフ仲間を見つけたい
ゴルフは生涯スポーツ。80歳はおろか、90歳を越えても元気にプレーされている方も多いと聞きます。せっかく慣れ親しんだゴルフ、出来れば長く続けていきたいものですよね。
でも年齢を重ねて、仕事や生活の環境が変わると、ゴルフをプレーする機会や、一緒にプレーするメンバーにも変化が出て来ます。当たり前のように慣れ親しんできて、長い間、人生、生活の一部であったゴルフが急に当たり前じゃなくなる。
改めて考えるとゴルフを続けていくためには、様々な条件が揃っている必要があります。
1 ゴルフをする時間がある。
2 ゴルフをするお金がある。
3 ゴルフをする仲間がいる。
4 ゴルフに行くための交通手段がある。
5 ゴルフが出来る健康な心と身体がある。
だいたいこの5つでしょうか。でも、たとえ健康で、お金や時間に不自由していなくても、誰からもゴルフに誘われない、誘う相手がいない。これではやっぱり寂しいですよね。
今回は「生涯付き合えるゴルフ仲間の作り方」について考えていきたいと思います。
歳を重ねて来て会社を退職したり、仕事をリタイアしたりすると、交友関係に変化が出てゴルフ仲間にも変化が出てくることが多いようです。仕事絡みのゴルフがメインだった、という方だと、会社や仕事関係の付き合いが無くなると、一緒にゴルフしてくれる仲間が極端に限られてしまう。それが原因でプレーする機会が激減した。そんな話も耳にします。
誰とゴルフに行くか、これが切実な問題となってくるのです。では、どんなプレー相手が理想なのでしょう? もちろん、一緒にプレーしていて楽しい相手、ということがいちばんですが、現実的には、住んでいるエリアが近いこと。特に年配のゴルファーの場合、これが1番のキーポイントだったりします。
住んでいる場所が近ければ同じ車で行きやすいですし、行き帰りの運転や交通費の負担を減らすことにもなります。ちょっと極端なことを言えば、車の運転が難しくなって運転免許を返納した、などという場合でも、誰かに連れて行って貰える可能性が高くなります。
でも、「地元にゴルフ仲間なんて居ないよ」。そういう方も多いかも知れません。でもまだまだ長いゴルフ人生。新たなゴルフ仲間を求めて行動を起こしてみてはいかがでしょうか?
地元でゴルフ仲間を見つけるためには、地元のコミュニティベースのゴルフイベントや、コンペに出るのがいちばん。マンションや町内会のコンペ、地元の飲食店や近隣のゴルフ練習場主催のイベントなど、探してみると地元ベースのゴルフの集まりが結構あります。競技志向の方なら、「〇〇市アマチュアゴルフ協会」など、市町村単位のゴルフ団体主催の大会に出てみるのも面白いと思います。
もう一つ、私の周りで増えているのが、ゴルフ場でアルバイトやパートで働き、非番の日にプレーする、という方々。キャディをしている人もいれば、ポーターやマスター室周りの仕事をしている人もいます。ゴルフ場は慢性的に人手不足ですから、働き口は見つけやすいらしく、何より安価にプレー出来るメリットが大きいようです。ゴルフをやりたいがために働いている人が多く、ゴルフ仲間を増やすには打ってつけのようです。
私自身の経験では、学生時代の仲間と同窓会で再会し、ゴルフ話で盛り上がり、定期的にラウンドするようになった、ということがあります。この場合、住んでいるエリアはバラバラですが、大人同士なのに利害関係ゼロの学生時代に戻った感覚でプレーするゴルフは新鮮かつ心地良く、思いがけず得難いゴルフ仲間を得た気持ちになりました。このラウンドはゴルフが出来る間は続いていきたいと思っています。
アマチュアながら、世界のメジャー競技を同一年に全て勝利する「年間グランドスラム」を達成し「球聖」と謳われたボビー・ジョーンズの遺した言葉に「人生の最後にいちばん大事なのはどれだけの財産を得たか、ではない。何人のゴルフ仲間を得たかである。」というものがあります。
気軽に誘い合える素敵なゴルフ仲間を見つけて、少しでも長くゴルフを楽しむ。そんなゴルフライフが実現出来たらい良いですね。
