
今週年間女王決定へ意欲を語る佐久間朱莉

トレーナーの勧めで左打ちでパッティング練習をする佐久間。日本女子プロ選手権からショットも左打ちで練習している
佐久間は今季4勝を挙げ、メルセデス・ランキングは2位の神谷そらに640.17ポイントの大差をつけてトップに立っている。今季は残り3試合あるが、今週年間女王が決まる条件は優勝なら無条件で決定。優勝を逃がした場合でも単独5位以内ならメルセデス・ランキング2位につけている神谷、同3位の河本結、同4位の菅楓華の結果次第で決まる可能性がある。今大会終了時点で佐久間と神谷の差が700ポイントを越えれば決定し、佐久間が単独6位以下に終わった場合は次週以降に持ち越しになる。
本人は勝って決めることに意欲的だ。この日はプロアマ戦でコースを回り、前日もイン9ホールを練習ラウンドで回った。
「やっぱり年間女王になりたい思いは強いですし、早いうちに決められたらいいなという思いはもちろんあるんですけど、だからといって、自分のプレーに集中して、優勝したら決まりだと思うので、ただひたすらに勝ちたいという思いでプレーしたい」
年間女王争いでライバルになっているのは神谷、河本、菅だが、自分のプレーに集中することだけを考えている。
「いろいろ(他の選手が)何位だったら何位とか言われたんですけど、(神谷)そらはそらだし、自分は自分なので、本当に自分のプレーだけに集中して、それでそらが勝ったらしようがないと思っています」
今大会は過去3度出場し、22年44位、23年42位、24年14位というデータがあるが、成長著しい今季は参考にならない。
「最近左打ちをパッティングから始めたんですけど、バランスと目のズレを直すためにやっています。明日はまずはいい滑り出しができるように頑張ります」
第4コーナーを回った女王戴冠レース、佐久間が逃げ切り圧勝を目指す。
◆佐久間が年間女王に決まるケースは以下の通り(JLPGAより)
・佐久間が優勝!
・佐久間が単独2位の場合、神谷が単独5位以下&河本優勝以外
・佐久間が単独3位の場合、神谷が単独15位以下&河本単独2位以下
・佐久間が単独4位の場合、神谷が単独30位以下&河本単独3位以下
・佐久間が単独5位の場合、神谷が予選落ち&単独3位以下
・佐久間が単独6位の場合は決定しない
ちなみに、メルセデス・ランク3位の河本が年間女王になるには、今大会で36.70ポイント以上佐久間より多く獲得することが最低条件。同ランク4位の菅が年間女王になるには、今大会、大王製紙エリエール、リコーカップを3連勝するしか可能性は残っていない。
