強すぎるルーキー勢の活躍にベテラン勢の奮起もあり、“日本旋風”が吹き荒れたといっていい2025年の米女子ツアー。その日本人ルーキー(山下美夢有、竹田麗央、岩井明愛、岩井千怜、馬場咲希)たちの賞金総額を調べた。
画像: 米ツアー1年目の山下美夢有は日本勢最高の5億超えを稼いだ(撮影/岡沢裕行)

米ツアー1年目の山下美夢有は日本勢最高の5億超えを稼いだ(撮影/岡沢裕行)

なかでも注目されたのが、5人の“強すぎ”ルーキーたちではないでしょうか。最後までプレーヤー・オブ・ザ・イヤーの可能性を残し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した山下美夢有選手を筆頭に、ルーキーだけで5勝を挙げる大活躍でした。

さて、そんなルーキーたちはそれぞれ米女子ツアーでどれだけの賞金を稼いだのでしょうか? 調べてみました。

まず山下美夢有選手。賞金ランクは3位で、総獲得賞金は354万5888ドル。約5億5521万円を稼ぎ出しました。山下選手といえば2022年と2023年の2年連続で国内の年間女王に輝いていますが、その両年の獲得賞金額を足したより大きな額を1年で稼ぎ出したことになります。

山下選手はメジャーのAIG女子オープンで勝利していますが、その1試合の賞金額が146万2500ドル(約2億2880万円)ですから、やはり海外メジャーはすごいです。

続いて竹田麗央選手。賞金ランクは4位で、獲得賞金は289万6319ドル、約4億5312万円を稼ぎ出しました。昨季国内でシーズン8勝を挙げた竹田選手の賞金額が約2億6573万円でしたから、そこから2億円近くを積み上げたことになります。来季はさらなる活躍が期待されますね。

岩井ツインズは、妹の千怜選手が賞金ランク上は一歩リードでランクは10位。獲得賞金は178万174ドル、約2億7840万円でした。ちなみに千怜選手は国内女子ツアーのダイキンオーキッドも制しており、国内でも約4988万円の賞金を獲得しています。

また、岩井ツインズの姉・岩井明愛選手は賞金ランク23位で、獲得賞金額は152万8618ドル、約2億3900万円を稼ぎ出しています。

最後に馬場咲希は39万1937ドル、約6127万円の賞金を獲得しました。勝利こそありませんでしたが、出場優先順位の低いカテゴリながら序盤から奮闘してトップ10は4回、ポイントランクは65位につけて来季の出場権も獲得しています。来シーズンのツアー初優勝に大いに期待したいですね。

さて、そんなこんなで5人のルーキーの獲得賞金額を調べてみました。その数字を足してみるとなんと約15億8700万円というとんでもない数字に。「お金」の面からも、彼女たちの今シーズンの大活躍がよくわかりますね。

もちろんお金のためだけでなく、むしろメジャーでの勝利や年間女王、世界ランク1位などの名誉やプライドのために彼女たちは戦っているに違いありませんが、それでも大きなお金を稼げるということは、後に続く世代にとっても憧れとなるのは間違いないはず。

勝利を収めたルーキー4選手全員が2億円を超える賞金を手にしている事実は、今後より多くの選手を米女子ツアーへと駆り立てるのではないでしょうか。

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