2週間前25年シーズン最終戦が行われたばかりのDPワールドツアーの新シーズンが早くも開幕。初戦のBMWオーストラリアPGA選手権でLIVゴルファーのデビッド・プージが決勝ラウンドの2日間ノーボギーの完璧なゴルフで優勝を飾り、スペイン勢としては1981年故セベ・バレステロス以来となるビッグタイトルを獲得した。44年前憧れの人が右手でトロフィーを掲げたのと同じポーズで勝利を喜んだプージ。スペインの系譜は脈々と受け継がれている。
画像: DPワールドツアー「BMWオーストラリアPGA選手権」を制したデビッド・プージ(写真/Getty Images)

DPワールドツアー「BMWオーストラリアPGA選手権」を制したデビッド・プージ(写真/Getty Images)

12月7日に24歳の誕生日を迎えるプージがマーク・レイシュマン(3位タイ)、ミンウー・リー(5位タイ)、アダム・スコット(7位タイ)といった地元の強豪を撃破しオーストラリアのロイヤルクイーンズランドGCで戴冠を果たした。

トップタイからスタートした最終日、一瞬のスキも見せず66をマークし、2位のディン・ウェニーに2打差をつけ先頭でゴールを駆け抜け、1週間早く自らに最高のバースデープレゼントを贈った。

「最高の気分です。昨年も今年も何度かニアミスがあったのに優勝までは届きませんでした。なによりうれしいのはオーストラリアのこの大会で勝てたことです」

「歴史ある試合でセベと並んで自分の名前が優勝者として刻まれるのは僕にとって特別なことです」

23歳のプージは「正直セベのプレーを生で見たことはありません」というが「メジャーでの優勝シーンや彼が活躍したすべての試合はリプレイで見ました」。

「彼はスペインのゴルフ界にとってとても大きな存在。セベの存在と功績は我々スペイン人の選手の胸に深く刻まれ、皆彼のようになりたいと思っています」

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セルヒオ・ガルシア、ジョン・ラームが受け継ぐセベの系譜を大学卒業(ラームと同じアリゾナ州立大学)を待たずに22年にプロ転向しLIVゴルファーとなったプージが継承している。

LIVではガルシア率いるファイアーボールGCのメンバーで25年は優勝こそなかったが3回4位に入り個人ランキングは10位で“次世代を担う若手のホープ“と呼ばれている。

LIVの成績は世界ランクに反映されないがDPワールドやアジアンツアーのインターナショナルシリーズなどでコツコツポイントを稼ぎ現在の世界ランクは112位。

来年から54ホールではなく72ホールに変更されるLIVの試合が将来もし世界ランクの対象となればプージの名前をもっと目にする機会が増えるだろう。

日本勢で唯一出場していた桂川有人は66位タイで4日間の競技を終えている。

【動画】BMWオーストラリアPGA選手権最終日のハイライトをチェック【DPワールドツアー公式YouTube】

画像: Final Round Highlights | 2026 BMW Australian PGA Championship www.youtube.com

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