タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第98回はソールウェイトの無いクラシックモデル「009M」について。

短気なハリーを他山の石に

画像: 009M ビーチSSS:非常にシンプルなデザインの009マスタフル。スコッティキャメロンでは、このパターのように、ソールウェイトのないモデルを「クラシックモデル」と呼ぶ。ソールの溝は、ビーチと呼ばれる。独特な打感と打音を有するため、それを好むプレーヤーも多い。ソールの溝は、ビーチと呼ばれる。独特な打感と打音を有するため、それを好むプレーヤーも多い

009M ビーチSSS:非常にシンプルなデザインの009マスタフル。スコッティキャメロンでは、このパターのように、ソールウェイトのないモデルを「クラシックモデル」と呼ぶ。ソールの溝は、ビーチと呼ばれる。独特な打感と打音を有するため、それを好むプレーヤーも多い。ソールの溝は、ビーチと呼ばれる。独特な打感と打音を有するため、それを好むプレーヤーも多い

マット系のシルバーのボディにビーチ(スリット)が入った、009マスタフルである。

ニューポートタイプのツアーパターには009、009マスタフル、マスタフル、コンセプト1などがあるが、基本的に009と009マスタフルには、ソールウェイトが配されていない(プロの要望などでソールウェイトの入ったものも作られているが希少である)。

ソールウェイトの入ったパターは、ヘッド重量の調整が容易で、トウ&ヒール方向のミスに強い。そのため、近年はソールウェイトの入ったパターが多く、それを好むプレーヤーも多いのだが、ウェイトのないモデルのほうが、より削り出しの魅力が強く感じられるため、多少ミスにシビアでも009でなくては、というファンも多いようだ。

ミスといえば、バックフェースのスタンプにも言及しておこう。その名はHOT HEAD HARRY。直訳すると「短気なハリー」である。ミスをすれば感情が揺さぶられる。そんなときでも「ハリーのように怒るなよ」。このパターはプレーヤーにそう語りかける。

PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン

※週刊ゴルフダイジェスト12月9日号「キャメロンマニア宣言」より

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