今年のプロテスト合格者が出場する「新人戦加賀電子カップ」最終日が12日、千葉県のグレートアイランド倶楽部(6525ヤード・パー72)で行われ、2日目まで首位だった伊藤愛華は4バーディ7ボギー1ダブルボギーの77でスコアを崩し、4アンダー2位に終わった。藤本愛菜が逆転で優勝を飾った。
画像: 最終日77で2位の伊藤愛華(撮影/姉崎正)

最終日77で2位の伊藤愛華(撮影/姉崎正)

ホールアウト後、逆転負けを喫した1日を淡々と振り返った。

「前半から3オーバーで折り返して(後半)3連続バーディで0(イーブン)に戻したんですけど、そこから最後までうまくできず、崩してしまいました」

前半1バーディ3ボギーの39で3つスコアを落とし藤本に逆転を許すも、後半11番から3連続バーディで再逆転。しかし、14番でボギー、16、17番でボギーを叩くと、最終ホールも2打目をグリーン左の池に入れ、ダブルボギーを叩き、終盤で大きくスコアを落とした。

「自分のショットの調子が悪いだったりとかパットの感覚が悪いとかではなく、この状況のメンタルに勝てなかったのと、マネジメントが(できず)……、どうしてもピンを狙いに行ったりとか、1日目、2日目のように狙わずにパーオンを優先してというしっかりとしたマネジメントが最後までできなかったと思います」

トップでスタートした最終日。トップをキープする難しさについて自己分析。

「いままでこういった(優勝争い)経験をしたことが少なかったので、こういうときにどういった感情でプレーすればいいかがわからなかった。いつも通りの自分のプレーをという意識だったんですけど、(スコアで)追いつかれたり、思い通りに打てなかったりすると焦ってしまいました」

プロ初戦は優勝することができなかったが、「今後同じような状況になったときに、自分がどういうふうに考えたらいいかという経験にもなったので、今回うまくできなかったことを生かしていきたいです」と、悔しさをかみしめながら、次に優勝争いしたときの糧になるよう、前を向いた。

This article is a sponsored article by
''.