
2026年は37試合目となる「JLPGAツアー選手権リコーカップ」は選ばれた選手しか出場できないエリートステージ。26年にこの舞台に立てるのは誰か!?(撮影/岡沢裕行)
台湾で「3億円規模」のビッグトーナメントが誕生
最大のトピックは、第2戦に組み込まれた新規大会「台湾ホンハイレディースゴルフトーナメント」(3月12日〜15日)だ。特別公認競技として台湾のThe Orient Golf & Country Club(オリエントゴルフ&カントリークラブ)で開催され、賞金総額は200万ドル(約3億1000万円・1ドル=155円換算)という破格のスケール。台灣女子プロゴルフ協会との共催のため、序盤戦から海外勢を含めた熱い戦いが予想される。
一方で、長年親しまれてきた「フジサンケイレディスクラシック」が開催中止となり、スケジュールから姿を消した。また、「パナソニックオープンレディース」は「NTTドコモビジネスレディス」へと名称を変更し、賞金総額も8000万円から1億2000万円へと大幅増額された。
「アース・モンダミン」が驚愕の4億円! メジャーも増額へ
賞金総額の増額ラッシュも止まらない。前半戦の山場「アース・モンダミンカップ」は、昨年の3億円から一気に1億円アップし、単独大会としては異例の総額4億円となった。なお、「アース・モンダミンカップ」は大会の正式名称が「EARTH MONDAMIN CUP」と英字表記に変更。この変更は海外の有名選手の招待を見越したものか、期待がかかる。
国内メジャー大会も軒並みパワーアップ。「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」と最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」がそれぞれ3000万円増の1億5000万円に。全体で6大会が賞金増額となり、選手たちのモチベーションも最高潮に達するだろう。
最終戦「リコーカップ」以外の国内メジャー大会の舞台が変更になり、「サロンパスカップ」は茨城GCの西コースへ。「日本女子プロ選手権」は石川県の片山津ゴルフ倶楽部 白山コース、「日本女子オープン」は兵庫県の宝塚ゴルフ倶楽部 旧コースで開催される。
リランキングは「ニチレイ」と「ミヤギテレビ杯」後に実施
シード権を持たない選手にとって重要な「リランキング」の実施時期も発表された。
● 第1回リランキング:
第24週「ニチレイレディス」終了後に実施。翌週の「アース・モンダミンカップ」から出場資格が変更となる。
● 第2回リランキング:
第38週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に実施。第40週の「スタンレーレディスホンダ」から適用される。
