LIVゴルフは12月22日、2026年シーズンの出場権を懸けた予選会「LIVゴルフ・プロモーションズ」(2026年1月8日~11日/米フロリダ州・ブラックダイヤモンドランチ)の出場選手リストを発表した。 世界24カ国から87名の精鋭がエントリー。日本からは、ツアー優勝経験を持つ池村寛世、勝俣陵、そして小西たかのりの3名が、狭き門に挑戦する。
画像: 左から池村寛世、小西たかのり、勝俣陵(撮影/姉崎正)

左から池村寛世、小西たかのり、勝俣陵(撮影/姉崎正)

上位2名のみが「LIVリーグ」へ。過酷な4日間のサバイバル

この予選会は、まさに「ドリームチケット」を懸けたサバイバルだ。 4日間72ホールのストロークプレーで行われるが、通常のトーナメントとは異なり、ラウンドごとにカットが行われる。最終日の36ホール決戦を勝ち抜いた上位2名だけが、2026年のLIVゴルフリーグへの出場権(と賞金20万ドル)を手にすることができる。

また、トップ10に入ればアジアンツアーの「インターナショナルシリーズ」へのフル参戦権が付与されるため、世界への足掛かりを作りたい選手にとっては喉から手が出るほど欲しいチャンスだ。

JGTO賞金14位の小西は第2ラウンドから登場

日本から参戦する3名のうち、今季国内ツアー(JGTO)賞金ランキング14位に入った小西たかのりは、「第1ラウンド免除(EXEMPT INTO ROUND TWO)」の資格を獲得。大会初日をスキップし、第2ラウンドからの登場となるアドバンテージを得た。国内ツアーで揉まれた実力を武器に、世界への扉をこじ開けにかかる。

一方、ツアー屈指の飛距離を誇る“飛ばし屋”池村寛世、そして勝俣陵は第1ラウンドからのスタートとなる。2021年の「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ」で初優勝を飾るなどJGTOツアー3勝で爆発力に定評がある池村にとって、LIVのフォーマットは水が合うかもしれない。彼らの快進撃にも期待がかかる。

画像: 池村寛世 は25年「リシャール・ミル チャリティトーナメント」で3勝目を挙げた(撮影/姉﨑正)

池村寛世 は25年「リシャール・ミル チャリティトーナメント」で3勝目を挙げた(撮影/姉﨑正)

アンソニー・キム、ミゲル・タブエナら“お馴染み”の顔ぶれも

海外勢に目を向けると、日本のファンにも馴染みのある実力者たちが名を連ねている。

最大の注目は、かつてのPGAツアーのスター、アンソニー・キムだろう。2008年のライダーカップ米国代表メンバーであり、PGAツアー3勝を誇るカリスマが、再びLIVリーグのステータスを取り戻すために参戦する。 また、アジアンツアーの常連で日本ツアーへの参戦経験も豊富なミゲル・タブエナ(フィリピン)やジャズ・ジェーンワタナノンド(タイ)、昨年の香港オープン覇者でニュージーランドのベン・キャンベルもエントリー。彼らは日本開催の「パナソニックオープン」や「ダイヤモンドカップ」などでそのプレーを目にしたファンも多いはずだ。

なお、アンソニー・キム、タブエナ、ジェーンワタナノンドら実績のある選手たちの多くも、小西と同様に第2ラウンドからの出場となる。

さらに、PGAツアー2勝の実績を持つオーストラリアのベテラン、マット・ジョーンズや、2016年ライダーカップ欧州代表のクリス・ウッド(イングランド)、DPワールドツアー5勝のアレクサンダー・レビ(フランス)といった、実績十分の選手たちが「復活」を期してフロリダに集結する。

世界への扉は開くか

平均年齢30歳、各国の元トップランカーや新鋭が入り乱れるフィールド。 池村ら日本勢がこの激戦を勝ち抜き、ブライソン・デシャンボーやジョン・ラームらが待つ夢の舞台へと駆け上がることができるか。年明け早々、フロリダから届く朗報に期待したい。

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