OWGR理事会はLIVゴルフがポイント付与の条件をいくつか満たしていない点を指摘。72ホール競技に変更されたが出場権を獲得する方法が主にスカウトであること、実力主義ではなく国籍に基づいてチームへの加入、削除が行われている点を考慮しトップ10のみへのポイント付与にとどまった。
この決定についてLIV側は「大会で11位になった選手と最下位の選手が同等に扱われる」ことを批判。
付与されるポイントについても今週開幕するサウジアラビアの大会では優勝者が獲得するのはおよそ23ポイントと推測されている。これはPGAツアーのフルフィールド大会の半分にも満たない数字だ。
ファーマーズ・インシュランス・オープンで優勝したジャスティン・ローズが獲得したのは約61ポイント、スコッティ・シェフラーが今季初戦で優勝したジ・アメリカン・エキスプレスではフィールドの厚さもあり付与されたポイントは69.2ポイントだった。
発足5年目のシーズンを迎えるLIVだが最近なにかと騒がしい。ブルックス・ケプカが契約を1年残しPGAツアーのリターニング・メンバー・プログラムを使いファーマーズ・インシュランス・オープンでツアーに復帰したばかり。
DPワールドツアーのヒーロー・ドバイ・デザート・クラシックで優勝し翌週オマーンの大会でも2位タイに入ったパトリック・リードはLIVを離れDPワールドツアー経由でPGAツアーに戻る計画を実行中だ。
メジャーチャンピオンが相次いで離脱したLIVゴルフにはまだブライソン・デシャンボーとジョン・ラームというスターがいるが今後どんな展開になるかは予測不能。
ケプカ、リードの離脱を受けさまざまなメディアから去就が注目されているデシャンボーは世界ランク問題以前にLIVのアイデンティティ(LIVはギリシャ数字の54)である54ホールイベントから72ホールに変更されたことに納得していないようだ。

LIVゴルフの72ホール化に不満のデシャンボー。世界ランクポイント付与で今後どうなる?(写真は2025年の全米プロゴルフ選手権 撮影/岩本芳弘)
Today’s Golfer誌のインタビューで彼は「当初聞いていたものとは明らかに変わってしまいました。『なぜこんな動きになるんだ?』と思いました。だってこうなるなんて聞いていなかったから」。
「今年の契約は結んでいます。今後どうなるかじっくり見ていきます。チームで戦うのはワクワクしていますが元来の契約は違いました。72ホールでプレーするために契約したわけじゃないので。どうなるかは分かりません」
その点は72ホールへの変更を支持するラームと意見が異なっている。
未来は未定だがデシャンボーにとってLIVかツアーか二択ではなさそうだ。YouTubeチャンネルで260万人のフォロワーを持つ人気インフルエンサーは以前YouTubeでフルタイムの活動をしながらメジャー大会に出場することは「非常に現実的な選択だ」と語ったと米ゴルフダイジェスト誌が報じている。
もしかするとデシャンボーはメジャーだけに出場する初のYouTuberゴルファーになるつもりかもしれない。
【動画】デシャンボーが「The YouTube Invitational」を開催!?【デシャンボー公式YouTube】
The YouTube Golf Invitational ($100,000 Match)
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