2025年の女子ツアーに「華」を添えた女子プロたちを7回に分けて写真で振り返る。2回目は25年前半から話題を振りまいた青木香奈子と26年開幕戦から注目の六車日那乃のルーキー2人にフォーカス。年明けにも人気ルーキーが続々登場する【2025年女子プロ写真館②】
画像: ルーキーイヤーで話題を振りまいた青木香奈子

ルーキーイヤーで話題を振りまいた青木香奈子

●前半戦から一躍”全国区”の青木香奈子

画像: 日本女子プロ選手権ではファン投票選出でメッセージタオルを販売。青木香奈子や六車日那乃のタオルは人気を博した

日本女子プロ選手権ではファン投票選出でメッセージタオルを販売。青木香奈子や六車日那乃のタオルは人気を博した

2025年女子ゴルフツアーで2人の注目選手が話題を振りまいた。

1人は2024年プロテストに6度目の挑戦で合格した25歳の青木香奈子。今季はQTランク134位からスタートし、第1回リランキングを40位でクリアし、第2回リランキングも49位と踏ん張った。限られた出場枠の中でもレギュラーツアーでは21試合に出場し、プロデビュー戦となった3月の「Vポイント×SMBC」でいきなり13位に入り、その名を全国のゴルフファンにアピールした。

最終的に今季は予選通過がわずか4試合と課題の残る結果となったが、下部ツアーのステップ・アップ・ツアーではうれしい初優勝を果たした。4月の「大王海運レディス」で通算12アンダーでトップに並んだ中村心とのプレーオフを3ホール目のバーディで制し「6回目のプロテストで合格したときと同じくらい『まさか』という信じられない気持ち」とうれしそうに話した。

来季はQTランク71位からのスタートで、当面は推薦出場によるレギュラーツアーと下部のステップ・アップ・ツアーを舞台に上位成績を目指すことになる。このオフは早くも今季の反省を踏まえて、ツアーを戦い抜くための体力増強を目指して増量に努めている。12月のJLPGAアワード2025では白地に黒の花柄があしらわれたショート丈のフレアワンピース姿で出席し「体重は今より4、5キロ増やしたい。体重を増やすために、寝る前にお餅を食べています。来年はフェアウェイキープ率を上げて、レギュラーツアーで優勝をして(アワードで)受賞できるように頑張りたい」と抱負を口にした。

●六車日那乃は、QTランク9位で26年前半戦出場!

画像: ステップ・アップ・ツアーで賞金ランキング3位。QTファイナル9位で26年の前半戦出場権を獲得した六車日那乃

ステップ・アップ・ツアーで賞金ランキング3位。QTファイナル9位で26年の前半戦出場権を獲得した六車日那乃

もう一人は昨年のプロテストに4度目のチャレンジで合格を果たした23歳の六車日那乃。今季はQTランク66位で滑り出し、第2回リランキングも47位でレギュラーツアー出場は11試合にとどまったが、7月の「ミネベアミツミレディス」では自己最高の15位を記録。ステップ・アップ・ツアーでは14試合に参戦して「明治安田レディス」と「山陽新聞レディースカップ」の2位をはじめ、「フンドーキンレディース」と「サロンパスレディス」の4位などトップ10入り7回を数えた。

「今年は後半戦で毎週のように試合があって、たくさん経験できたのが大きかった。人生で一番濃い1年だったと思います」

来季は最終QTでランク9位に入ったことで開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」以降ほぼ全戦に出場できる。目標はもちろんレギュラーツアーでの初シード獲得、そして初優勝だ。

「(オフは)たくさん遊んで、たくさん練習して、自分の穴を埋めるような日々を過ごしたい。今年の9月10月から宝塚(歌劇団)が好きになったので、見に行く予定です」

さわやかなビジュアルも人気の青木、六車の飛躍する瞬間が待ち遠しい。

撮影/姉崎正、大澤進二、岡沢裕行、有原裕晶、干川修、森浩輔

This article is a sponsored article by
''.