
かねこ・こうた/2002年9月生まれ。愛知県、ルネサンス豊田高校出身。2020年プロテスト一発合格。2023年初シード。2025年5月の関西オープンで初優勝。三井住友VISA太平洋マスターズで2勝目、賞金王を獲得

ロフト11度。このスペックにより弾道の高さとスピン量が安定したという。2025年のフェアウェイキープ率は63.66%(10位)、大躍進の一因になったはずだ
2024年からクラブ契約フリーになり、現在のドライバーはタイトリストGT2。前ドライバーも同社のTSRで、その時と同じように"2"のモデルを選び、ロフトは11度を使っている。
「もともとスピンが多く入るタイプではないので、ロフト11度のヘッドです。11度あると、安定して2000回転後半のスピン量が入ってくれて、弾道が安定してくれます」と理由を話す。

3Wはステルス2から、やさしいQi35 MAXに変更。7Wは飛距離が稼げて、グリーンにも止められる万能ウッドの役回り
FWは3Wと7Wの2本。3WはテーラーメイドのQi35 MAX。7Wはステルス2。前契約先のテーラーメイド時代からFWはステルス2を使っていたが、今シーズン途中に3Wのフェース割れてしまいQi35 MAXに替わった。7Wは幅広い距離をカバーする重要な1本で、低く打ち出して吹き上がらせる弾道も狙って打てるという。シャフトはドライバーから7WまでベンタスTRブルーを挿している。

2ブランド混合のコンボ。4Iは寛容性の高さを評価。5I~9IのP760は2018年発売モデル。抜けの良さを気に入って長く使っている
アイアンは4Iが今季からタイトリストT200、5I〜9Iはここ数年テーラーメイドP760。ただし、春先は5IがタイトリストT150、6I〜9Iがタイトリスト620CBというセッティングでプレーしたこともあった。

46度と52度はショットに適したFグラインド、56度が開いて使いやすいMグラインド、60度はローバウンスのTグラインド
ウェッジは46・52・56・60度の4本態勢で、すべてボーケイSM10。シャフトはアイアンからウェッジまですべてN.S.プロモーダス³PROTOTYPEのフレックスXで統一。

必要以上にパンチが入ってしまうストロークの癖に苦しんだ結果、アームロックに変更。以来この中尺パターを使う
パターはオデッセイのAi-ONE クルーザー アームロック #7DB。中尺のアームロックパターを独特のクロスハンドでストロークするスタイルを貫き、バーディを量産してきた。

ボールはタイトリストプロV1。ドライバーの弾道安定感とグリーン周りのスピン性能を評価している
来季の米ツアー最終予選会は13位タイで2026年の主戦場は米下部ツアーか欧州ツアーになる予定。初戦のクラブセッティングにも注目したい。
金子駆大のクラブセッティングの詳細
1W/タイトリスト GT2(11度)・フジクラ ベンタスTRブルー(6X)
3W/テーラーメイド Qi35 MAX FW(15度)・フジクラ ベンタスTRブルー(7X)
7W/テーラーメイド ステルス2FW(21度)・フジクラ ベンタスTRブルー(9X)
4I/タイトリスト T200(21度)・N.S.プロモーダス³ PROTOTYPE(X)
5I~9I/テーラーメイド P760 アイアン・N.S.プロモーダス³ PROTOTYPE(X)
PW・AW・SW・LW/タイトリスト ボーケイ SM10(46・52・56・60度)・N.S.プロモーダス³ PROTOTYPE(X)
PT/オデッセイ Ai-ONE CRUISER #7 ARMLOCK DB
BALL/タイトリスト プロV1
※スペックは編集部調べ
※プロは頻繁にクラブを変更するため、実際に使用するセッティングと異なる場合があります
PHOTO/Tadashi Anezaki





