話者紹介:
隊長/吉田洋一郎(プロゴルファー)
D・レッドベターをはじめ世界の名だたるコーチの最新理論を直接吸収。日々ゴルフへの探求・研鑽に余念がないゴルフスウィング研究家。ゴルフネットワークで解説者を務めるなど多方面で活躍。2019年レッスン・オブ・ザ・イヤー受賞。
副隊長/鈴木康介(ゴルフライター)
2003年ゴルフダイジェストに入社し各誌を担当。2014年からフリーライターとして数多くのゴルフ記事を執筆。プロからアマチュアまで幅広いゴルファーを取材してきた経験を活かし、文章でゴルフの魅力を伝えることに情熱を注ぐ。
隊員/S子
ゴルフが好きすぎるあまりゴルフダイジェスト社に入社してしまったゴルフ女子。アマチュアゴルファーのもやもやを代弁。
「ドローが出ると“超絶調子がいい”」は勘違い!?
S子: 私、普段はスライス系の球が多いんですけど、超絶調子がいい時ってなぜか知らんけどドローが出るんですよ。「ドロー=正義」みたいな認識があるので、ドロー出ると「なんか調子いいかも」って思うんですけど、結構スコアメイクするのが難しい。いいはずなのに弊害がいっぱいあるなって。
鈴木さん: 今、S子さん自身が「超絶調子がいい時はドローが出る」って言ったんですけど、僕それ調子悪いんだろうなと思うんですよね。たぶん一般的に言ったら「逆球」なわけですから。
吉田プロ: 上達するにはやはりどこかで「ドローが打てるような動き」っていうのを経由する必要があると思っていて。スライス系のカット、フェースオープンのスウィングだと力が伝わらないので、それをニュートラルに一回戻していくっていうことも必要だと思うんですよ。
S子: ドローを経由する?
吉田プロ: そうです。思い切ってドローまで振っちゃえば、ニュートラルに戻るっていうことがあるので、そういう意味で一回ドローに持ってったほうがいい。球をつかまえる感覚を身につけるための経由地として必要だと思います。
鈴木さん: アマチュアの人を見ていて「上手いな」と思うか「下手だよね」って思っちゃうかのすごく境目って、その「球をつかまえる感覚」みたいなものを持ってるかどうか。この感覚は、スライスを打っているだけではなかなか身につきません。ある程度上手くなりたかったら、やんなきゃいけない動きなんだよなって思うんです。
S子: なるほど……。私、「球をつかまえる」って感覚、ラウンド中に持ったことないです(笑)。
鈴木さん: やっぱりその上達するために必要な「本当に球をつかまえる」っていう感覚は、スライスからだけではどうしても身につかないと思うので、そのために一度どうしても経由して欲しいなって思うのがドローボールです。
――「スライサーだから関係ない」ではなく、「スライサーだからこそ」ドローの練習が必要だという2人。では、具体的にどうすれば「球をつかまえる感覚」は身につくのか? ドローボールを経由地にすべき本当のメリットとは?
本編動画はこちらから
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