ツアー優勝者をスウィングを解説する人気連載「勝者のスウィング」。オフの間は将来の勝者候補、2025年合格の“原石”たちをプロコーチ中村修が解析する。第2回は横山珠々奈(すずな)。24年ニトリレディスで「66」をマークし、ベストアマに輝いた実力者だ。ツアープロの父を持ち、フェース開閉を使ってボールを操るテクニシャンの技に迫る。
画像1: ニトリで猛追「66」の衝撃。横山珠々奈はフェース開閉で操る正統派! ツアープロの父と掴んだ合格【新人女子プロのスウィング#2】

横山珠々奈(Suzuna Yokoyama)

生年月日:2003年9月16日(22歳)
出身地:栃木県宇都宮市
出身校:宇都宮文星女子高等学校
ゴルフ歴:10歳~
スポーツ歴:水泳
持ち球:フェード(前はドロー)
得意クラブ:ショートアイアン
ドライバー平均飛距離:240ヤード
今後の課題:スウィングスピードの向上と飛距離アップ
今シーズンの目標:複数回優勝を目指す

24年ニトリレディスでベストスコア「66」の猛追

横山選手は、22年の「全日本女子アマチュアゴルファーズ選手権」(旧・全日本女子パブリック選手権)優勝の実績がありますが、私のなかで強烈な印象を残したのは、24年の「ニトリレディス」。3日目に66と爆発し、首位に2打差の4位タイに追い上げました(最終成績8位タイ・ベストアマ)。当時、首位タイにいた桑木志帆選手のコーチとして帯同しており、シーズン2勝目に向け、後続組をチェック。そのなかで、7バーディ1ボギーで猛烈に追い上げていた横山選手が目に留まり、そのプレーを見に行きました。

その日はとにかく安定したショットにしっかり打てるパッティングと隙がありませんでした。アマチュアでの出場でしたが、ツアープロの父・健士(けんし)さんをキャディに二人三脚で戦う姿に、すぐにプロテストを合格、レギュラーツアーに上がってくるだろうと思わされるプレーを鮮明に覚えています。

新人戦でのコメントは、元々ドローだった持ち球をフェードに変え飛距離は240ヤードほどだといいます。スウィングのポイントは、「左に振り抜くこと。体を開かずにアウトサイドイン軌道で打つ」こと。オーソドックスなスクエアグリップで握り、適度にフェースを開閉させてながら振っています。

画像: オーソドックスなスクエアグリップで握り、コンパクトなトップから切り返す

オーソドックスなスクエアグリップで握り、コンパクトなトップから切り返す

今後の課題は「スウィングスピードの向上と飛距離アップ」と横山選手。確かに伸び代は大いにありそうです。フェースを適度に開閉させながら打ち、持ち前のフェースコントロールに長けた感覚は残しておきたいところ。

画像: 適度にフェースを開閉してスクエアにインパクトする

適度にフェースを開閉してスクエアにインパクトする

新人戦では風の吹いた最終日にスコアを落とし、17位でフィニッシュ。オフには課題とする飛距離アップに取り組み、春からのステップ・アップ・ツアーを転戦することでしょう。テスト合格後の1年間は無条件でステップ・アップ・ツアーに参戦できますので、ツアー生活や芝やグリーンの違いに慣れながら課題に取り組む姿が見られそうです。

写真/岡沢裕行

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