タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。今回は親友Milton Takai氏へ贈られた、わずか40本の限定モデル「MT93」について。
曲線美漂うスワンネック

スコッツマン947 プロトタイプ:MT93のベースとなったスコッツマン947。世界に3本しかないと言われる幻のパター
93年、ベルンハルト・ランガーが、スコッティキャメロンのクラシックIを使用してマスターズを制する。それは、世界中にスコッティキャメロンの名をとどろかせた瞬間であった。
MT93は、そんな93年に製作されたパターである。
このパターは、当時無名に近かったキャメロン氏が、親友のMilton Takai氏(ハワイにあったゴルフショップ「Peace of Time」のオーナー)のために40本限定で作ったもの。91年に発表されたスコッツマン947をベースに、スワンネックを装着し、ブラックオキサイト仕上げを施した、クラシカルな雰囲気漂う一本である。

MT93:製作から30年以上を経ているにもかかわらず、非常に美しい状態が保たれたMT93。フェースには、SPECIAL PROJECT(特別な企画)で、93年に40本が作られたことを示すスタンプが刻まれている
スワンネックは、ブレードタイプのパターでも、大型マレットのようなフェースバランスに近い性能(ストローク中のフェースの開閉を抑え、ストレートに近い軌道で打ちやすくする)を引き出す効果がある。オーナーは、そのネックの美しさに魅せられて、このパターを手に入れたのだとか。
白鳥の首にたとえられた曲線美。それは、長い時を経てもプレーヤーの心を惹きつけるようである。
※週刊ゴルフダイジェスト1月20日号「キャメロンマニア宣言」より
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロン ゴルフギャラリージャパン





