昨年登場して、多くの人に選ばれたピンゴルフのG440ドライバーに、ニューモデル『G440 K』が加わった(2月5日発売)。G440に付く〝K〟は、佐久間朱莉が使用して年間4勝を挙げ、昨年のメルセデス・ランク1位への力となったG430 MAX 10Kの〝K〟を継承するモデルであることを表し、G440 Kの慣性モーメント(MOI)は10Kを超えて、ピンゴルフ史上最高のMOI値を更新した。打点ブレに強い圧倒的なやさしさと、すべてのG440ドライバーに備わる「飛び重心」ヘッドによる飛距離性能を両立、「さらにブレずに飛ぶ」のが最大の特徴だ。

G440の3モデル(G440 MAX・G440 SFT・G440 LST)に続く〝第4の選択肢〟G440 K。その特筆性能と、プロによる試打レポートを見ていこう。

画像: G440 K ドライバー

G440 K ドライバー

細部まで妥協しない超軽量化と重心設計が〝さらにブレずに飛ぶ〟を実現

「前モデルの性能を超えない限り、新製品は出さない」の考えは、すべてのニューモデルに対するピンゴルフの哲学。G430 MAX 10Kの後継モデルのG440 Kは、どのように前作の「ブレずに飛ぶ」性能を超えたのか?

その答えが、ヘッド細部に渡る超軽量化の推進だ。高MOIで飛んで曲がらないヘッドを実現するには、自由に使える重量をできるだけ確保することが重要。

そのためにG440 Kは、既存のG440のヘッドとは違って唯一、ソール部分に軽量なカーボン素材を採用した。これによりソール重量は約7%(※)軽量化。カーボン製ソールとカーボン製クラウンが、ヘッドを上下からグルッと包む(ラップする)〝デュアル・カーボンフライ・ラップ〟という独自構造を成している。(※前作比/PING調べ)

画像: G440 Kのソールはカーボン製。カーボンシートの折り柄が見える。他のG440ドライバーと違う高MOI化への取り組みだ

G440 Kのソールはカーボン製。カーボンシートの折り柄が見える。他のG440ドライバーと違う高MOI化への取り組みだ

さらに、ヘッドとシャフトをつなぐホーゼル部分に〝新フリーホーゼルデザイン〟という技術を取り入れて、ホーゼル部分も約13%軽量化(※)させている。(※前作比/PING調べ)

画像: G440 Kのヘッド内部ホーゼル部分。一部をフリー(開いている)化させて軽量化を推進

G440 Kのヘッド内部ホーゼル部分。一部をフリー(開いている)化させて軽量化を推進

このような細部にいたる軽量化を進めたことで、ヘッド重量を約3%軽くする(※)ことができ、その3%の重量をヘッド後部の〝可変式高比重ウェイト〟に集中させた。(※前作比/PING調べ)

この高比重ウェイトは、従来ウェイトよりも約14%重く(※)、G440 Kのヘッド全体重量の約16%(※)を占める。この重量配分によって深・低重心化が進み、前作を超える高MOIヘッドができ上がった。(※前作比/PING調べ)

しかも、この高比重ウェイトは可変式で、スタンダード・ドロー・フェードと、3ポジションの調整が可能。高MOIを維持したまま、簡単に弾道調整できるメリットは、他社モデルを含めてほぼない。

画像: G440 Kのヘッド後部に装着される、可変式高比重ウェイト。写真のスタンダードポジションから、ドローポジション、フェードポジションへ変更できる

G440 Kのヘッド後部に装着される、可変式高比重ウェイト。写真のスタンダードポジションから、ドローポジション、フェードポジションへ変更できる

G440 Kの重心位置は、単に低く深くしただけではない。インパクトのエネルギー伝達効率が高く、大きな飛距離に直結する重心ラインへ肉薄させ、G440ドライバーに一貫する、いわゆる「飛び重心」設計も継承。「高MOI化」と「飛び重心」により、打点ブレに対する圧倒的な強さと飛距離性能の両面を実現させたわけだ。

また、カーボンクラウンを従来の8層から7層構造へ変更して、裏面にナイロン製の軽量クラウンリブを立て、ソールにはチタン製の2つのリブを付けて、打音と打感の向上にも取り組んでいる。

ここまで、G440 Kのテクノロジーについて説明したが、ここからはG440 Kに入る3つの純正シャフトを挿して、プロによる試打結果をレポートしていく。

G440 K × ALTA J CB BLUE
センターとトウ打点でテスト

最初のテストは、G440 K(10.5度)に、ALTA J CB BLUEシャフトのSR(53グラム/先中調子)を挿した組み合わせ。試打者は鈴木悠介プロ。鈴木プロはギアに精通し、小社の試打企画レギュラーのひとり。現在のエースドライバーはG440 LST(9度をネック調整で10度で使用)とのこと。

打つ前に、鈴木プロがアドレスでの印象を解説。「G440 Kのヘッド形状は、後部が丸く、全体的にはシャローな見た目なので、ボールが上がりやすい印象を受けます。多くの人が安心して構えられるフォルムだと思います」(鈴木プロ・以下同)

画像: 後方にややボリュームがあり、シャロー(薄い)な見た目。「構えた時に、ボールが上がりやすい印象を受けて、安心してアドレスできる形状だと思います」(鈴木プロ)

後方にややボリュームがあり、シャロー(薄い)な見た目。「構えた時に、ボールが上がりやすい印象を受けて、安心してアドレスできる形状だと思います」(鈴木プロ)

シャフトスペックに合わせて、ヘッドスピードを40m/s台で試打する。「(自分が使っている)G440 LSTと同様に、硬すぎない心地良い打感で、静かなビシッという音。ピンのドライバーらしい打感と打音です」

「振り心地は、本当にクセがなくて振りやすい。万人に合いやすい組み合わせだと思います。一般に深・低重心ドライバーは、ヘッド後部の重さのせいで振り下ろす時にヘッド後部がグワーンと垂れたがるモノがありますが、G440 Kにはその感じが一切なく、後ろが下がってヘッドが上を向いてしまう感じもありません。そういった面でも振りやすく、クセのない振り心地。このヘッドスピード帯で安定して250ヤード前後が続きました。素直に飛距離性能の高いドライバーだと言えます」

HS40m/sのまま、打点をトウ寄りにずらしてテスト。「飛距離は落ちません。むしろ、いい感じのドローで飛んで、打点のズレによる当たり負けの感じはありません。センターでもトウでも、弾道の高さが17~18ヤード前後で安定。ボール初速も60m/s超えが続くのは、G440 Kの高いMOI性能のなせる業だと感じます。弾道の安定感は正直、自分が使うG440 LSTと明らかに違います」

ALTA J CB BLUEでのテスト結果は次の通り。

打点位置/センター中心
ヘッドスピード/40.6m/s
ボール初速/60.8m/s
スピン量/2030rpm
弾道頂点/17.7Y
飛距離/250.4Y(キャリー207.3Y)

打点位置/トウ寄り
ヘッドスピード/40.9m/s
ボール初速/60.9m/s
スピン量/2110rpm
弾道頂点/16.9Y
飛距離/248.0Y(キャリー204.6Y)

画像: センター中心打点(紫6球)と約15ミリずらしたトウ寄り打点(黄色2球)の分布。距離も方向性も違いなく240弱~255ヤードの範囲に収まる。G440 Kの打点ブレに対する強さの一端を表している

センター中心打点(紫6球)と約15ミリずらしたトウ寄り打点(黄色2球)の分布。距離も方向性も違いなく240弱~255ヤードの範囲に収まる。G440 Kの打点ブレに対する強さの一端を表している

G440 K × PING TOUR2.0 CHROME
高比重ウェイトの位置を変えて打ってみる

次は、G440 K(10.5度)とPING TOUR2.0 CHROMEシャフト(65S/中元調子)の組み合わせ。ヘッドスピードを42m/s台に上げてテスト。

「振った感触がだいぶしっかりしているので、ヘッドスピード42m/s前後の方はもちろん、もっと速い45~46m/sの人でも十分にいける組み合わせです。球筋はフェード系で安定、HS42m/s台で飛距離は255ヤード~270ヤードが続きました。スピン量も、2200~2400回転の範囲で落ちついて飛んでいくので、距離のバラつきがとても小さいと感じました」

画像: ヘッド後部のウェイトをスタンダードからドローポジションに変更

ヘッド後部のウェイトをスタンダードからドローポジションに変更

ヘッド後部の高比重ウェイトをドローポジションに変えて、HS42m/s台のままテスト。

「フェースローテーションしやすくなったのがわかり、明らかにドローが打ちやすくなりました。すべてドロー系の球筋になりましたが曲がり過ぎがなく、着弾地点が揃っているのは、このドライバーの安定感を表しています」

「ドローを打つだけでなく、ドローポジションに変えるだけで右へ曲がる球筋が確実に減るので、スライスを止めたい人にも有効なポジションになりそうです」

PING TOUR2.0 CHROMEでのテスト結果は次の通り。

ウェイト位置/スタンダード
ヘッドスピード/42.4m/s
ボール初速/63.4m/s
スピン量/2379rpm
弾道頂点/22.5Y
飛距離/260.1Y(キャリー225.3Y)

ウェイト位置/ドロー
ヘッドスピード/42.7m/s
ボール初速/63.4m/s
スピン量/2202rpm
弾道頂点/20.1Y
飛距離/261.6Y(キャリー222.0Y)

画像: 赤がスタンダードポジション(6球)、青がドローポジション(5球)の分布。ドローポジションでは、球筋が実際にドローに変わり、センターから左寄りにボールが集まった。いずれも前後左右のバラつきが少なく、球筋の安定感が高い

赤がスタンダードポジション(6球)、青がドローポジション(5球)の分布。ドローポジションでは、球筋が実際にドローに変わり、センターから左寄りにボールが集まった。いずれも前後左右のバラつきが少なく、球筋の安定感が高い

G440 K × PING TOUR2.0 BLACK
鈴木プロ本来のHSで試打

最後の試打は、G440 K(10.5度)とPING TOUR2.0 BLACKシャフト(65S/中元調子)の組み合わせ。PING TOUR2.0 BLACKは先端剛性が高くしっかりした振り心地で、中上級者向けに合いそうなシャフト。鈴木プロ本来のヘッドスピード(47m/s台)でテストを行った。

画像: G440 K(10.5度)とPING TOUR2.0 BLACK(65S)の組み合わせ。鈴木プロ本来のヘッドスピードでテストした

G440 K(10.5度)とPING TOUR2.0 BLACK(65S)の組み合わせ。鈴木プロ本来のヘッドスピードでテストした

ヘッドスピードが速くなり、打音がバシッという強い音に変わる。飛距離はコンスタントに280ヤードを超える。

「しっかり振るとドローで安定しました。先(トウ)に当たっても大曲がりせずに飛んでくれました。このことからもG440 Kの打点ブレに対する強さは、どのヘッドスピード帯でも変わらず、その性能を発揮していくれることがわかります。ダウンからフォローにかけて、(先端寄りだけでなく)シャフト全体がグーンと走る感じがあって、個人的にはこの組み合わせが好きです」

ここでネック調整を生かして、ロフトを1度寝かせて11.5度にして、ライ角もフラットに変えて打ってみる。

画像: ネック調整でロフトを10.5度から11.5度へ変更、同時にライ角もフラットに変更、鈴木プロが叩ける仕様に変えてテスト

ネック調整でロフトを10.5度から11.5度へ変更、同時にライ角もフラットに変更、鈴木プロが叩ける仕様に変えてテスト

「ライ角をフラットしたことで、構えた時の印象が変わって叩ける顔に変わりました。ドローとフェードの両方が操れるようになり、方向性とキャリーが一層安定しました。ロフトが増えたことで弾道も高くなっています。このスペックのまま、試合でも使えそうです」

PING TOUR2.0 BLACKでのテスト結果は次の通り。

ネック調整/スタンダード
ヘッドスピード/47.7m/s
ボール初速/71.5m/s
スピン量/2050rpm
弾道頂点/21.2Y
飛距離/287.3Y(キャリー249.7Y)

ネック調整/ロフト+1度・ライ角フラット
ヘッドスピード/47.3m/s
ボール初速/70.7m/s
スピン量/2462rpm
弾道頂点/29.1Y
飛距離/288.9Y(キャリー262.7Y)

画像: 黄色がネック調整する前の4球。紫がロフトを11.5度にして、ライ角もフラットに変えた後の5球。「弾道が高くなって、ドローとフェードの打ち分けもできる仕様になりました。安定感と操作感の両方がある、自分にフィットしたポジションです」(鈴木プロ)

黄色がネック調整する前の4球。紫がロフトを11.5度にして、ライ角もフラットに変えた後の5球。「弾道が高くなって、ドローとフェードの打ち分けもできる仕様になりました。安定感と操作感の両方がある、自分にフィットしたポジションです」(鈴木プロ)

3つのテストからも分かるように、打点ブレに対する安定した強さは実証済み。さらにヘッド後部のウェイトポジションとネックによる両調整によって、弾道や操作感がしっかりフィッティングできることも、G440 Kの大きなメリットだ。

今回は、ロフト10.5度のG440 Kを使ったが、9度と12度もラインナップされ、上記のように標準シャフトが3種類ある。G440 Kを最強の自分仕様に仕上げるためにも、フィッティングの場を踏まえて選び、調整していくのが正解だ。

G440 Kのオフィシャルサイトはこちら↓

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