連載90回目は、本試打企画48回目に掲載されている「オキコバランス」代表の沖さんがオススメするカスタムクラブをご紹介。今回はキートン「SCREW TYPE R」ウェッジがオススメとのこと。
代表の沖さんが特徴を語る
「自信を持っておすすめしているのが、この『キートンウェッジ』です。これにはすごい技術が詰まっていて、航空機の部品や超精密な自動車加工に使われる『同時5軸マシニングセンターロボット』という最新鋭の機械で、軟鉄をじっくり削り出しているんです。人間の腕のように自在に動くロボットだからこそ、この緻密な形状が実現できたわけですが、1日に20個ほどしか作れない希少なものです。素材の使い分けも面白く、56度までは一般的なS20Cですが、それ以上のハイロフトにはさらに軟らかいS15Cを使っています。アプローチで最も大事な『打感』をより繊細に感じてほしい、という設計者の意図が伝わってきますよね」

写真左がKEYTONE WEDGE 「SCREW TYPE R B10」写真右がKEYTONE WEDGE 「SCREW TYPE R B08」
「設計したミロ・キートン氏は、とにかく『アドレスした時の顔や据わりの良さ』を徹底したそうです。芝の上でどうバウンスが当たり、どう抜けていくか。何度もテストを繰り返して、このソール形状に辿り着いたそうです。今回は、操作性の良いストレートネックと、安心感のあるセミグースの2タイプを用意しました。バウンスも10度と8度で微妙に味付けが違います。このわずかな差で驚くほどフィーリングが変わるので、ぜひ実際に打って、その抜けの良さを体感してみてください」
KEYTONE WEDGE 「SCREW TYPE R」の印象を堀越プロに聞いた
「今回試打するのは、栃木県鹿沼市にあるパーツメーカー『ササキ』から発売されている『KEYTONE(キートン)』ウェッジです。もう日本では数少ない、ウッドの製造から精密加工、研磨や塗装まで自社で一貫して行えるメーカーです。その『ササキ』が出すこのウェッジは、38度から2度刻みで60度まで展開。ストレートホーゼル(21種類)とオフセットホーゼル(15種類)という、驚くほど豊富なラインナップを誇ります。昨今、アイアンのストロングロフト化でPWが44度を下回ることも多いですが、これだけ細かな設定があれば、妥協せずに最適なロフトを選べる点は素晴らしい。シンプルなロゴにバウンス角とFP値が刻印された、洗練されたデザインも印象的です。今回は58度のネック違い2種類を試打しました」

試打者/ほりこし・よしかず。試打経験から裏打ちされた豊富な知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

ストレートホーゼル(B08/F5.8)
「FP5.8ミリのストレートタイプで、バウンス角は8度とやや少なめの設定。ネックが直線的なためフェースの開閉がしやすく、洋芝やタイトなライからでも刃を入れやすい。ボールを拾うイメージが非常に湧きやすいですね」

オフセットホーゼル(B10/F4.3)
「いわゆる『セミグース』です。刃がわずかに遅れてヒットするので、ボールを包み込むような安心感があります。刃より先にソールが地面に当たりやすいため、ボールが浮きやすい日本の芝には最適といえるでしょう」
「共通して言えるのは、ソールグラインドの完成度。抜けが非常に良く、多少手前から入ってもソールが滑ってくれる寛容性があります。それでいて非常にソフトな打感と高いスピン性能が両立されている。ソール後方にしっかりバウンスがあるため、砂の柔らかいバンカーでもやさしく打てる印象です」
総評

写真右上:グースネックタイプ/右下がストレートネックタイプ
「『ササキ』が手掛けるこのウェッジは、あらゆるゴルファーに対応できるバリエーションの広さが最大の魅力。ロフト、バウンス、そして顔を左右するFP値まで選べる徹底ぶりは、玄人ゴルファーも納得でしょう。日本の高い製造技術が詰まったこの一本は、所有欲も満たしてくれます。オキコバランスさんでは試打も可能とのことなので、ウェッジ選びに迷っている方はぜひ一度試してほしいですね」
オキコバランス神戸店
今回紹介した沖さんの過去記事はこちら !
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兵庫県神戸市東灘区向洋町中6-9
神戸ファッションマート1階
営業時間10時~18時
定休日 水曜日
THANKS/クレアゴルフフィールド




