ツアー優勝者のスウィングを解説する人気連載「勝者のスウィング」。オフの間は将来の勝者候補、2025年合格の“原石”たちをプロコーチ中村修が解析する。第5回はジャンボ尾崎ゴルフアカデミー出身の池羽陽向。
画像1: 「迷わず振る」はジャンボ譲り。152cmの池羽陽向の武器は“ダイナミック・ドロー”【新人女子プロのスウィング#5】

池羽 陽向(Hinata Ikeba)

生年月日:2002年7月16日(23歳)
出身地:栃木県小山市
出身校:日本ウェルネススポーツ大学
ゴルフ歴:4歳~
目標とするプロゴルファー:西村優菜、大城さつき
持ち球:ドロー
得意クラブ:パター
ドライバー平均飛距離:230ヤード
今シーズンの目標:レギュラーツアーでの予選通過といつか優勝すること

オーストラリアツアーでポイントランク9位の実績

池羽陽向選手はジャンボ尾崎ゴルフアカデミー出身の23歳。プロテスト合格まで足踏みはしましたが、トレーニングを中心に師事する天沼知恵子プロの勧めで25年にWPGA(オーストラリア女子ツアー)に参戦。8試合に出場しポイントランク9位で終えていました。全米女子オープンの最終予選にも通過し出場したことも大きな経験とし、自ら道を切り開いて進む力の強さを感じます。

スウィングを見てみると152センチと小柄ですが可動域の広さもありダイナミックなスウィングをしています。テークバックで左ひざが少し内側に入るので下半身の回転量は多め。それを支える筋力はしっかりと備わっています。

画像: スクエアグリップで握りヘッドを浮かせたアドレスから体幹をねじってテークバックする

スクエアグリップで握りヘッドを浮かせたアドレスから体幹をねじってテークバックする

トップの形を見ると肩のラインは90度より深く回っていますが下半身はしっかりと地面を踏みしめてブレていません。切り返した画像を見ても体幹部や下半身の強さが見て取れます。

画像: 可動域の広さもあり大きなトップから地面をしっかり踏み込んで切り返す

可動域の広さもあり大きなトップから地面をしっかり踏み込んで切り返す

持ち球はドローでスウィングのポイントは「迷わずに振り切ること。練習場では本番以上に振ることを意識している」と池羽選手。ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの教えで「振る力」をしっかりと身につけているのでしょう。緊張した場面でも迷わずに振り切る力はこの先のプロゴルファー人生において宝物になるはずです。

150センチの山下美夢有選手や古江彩佳選手など小柄な選手が45インチのドライバーを振ると長身でアップライトなスウィングに比べてフラットになるため、インパクトまでの軌道はインサイドの低い位置から下りて来るので、ドローを持ち球にすることは自然の流れです。

画像: ビハインド・ザ・ボールでインパクトしアッパー軌道でボールを捉える

ビハインド・ザ・ボールでインパクトしアッパー軌道でボールを捉える

古江選手や山下選手は、ドローを持ち球に弾道の高さと曲がり幅をコントロールする技術を磨き、海外メジャーを制しています。池羽選手も先人達を良きお手本にして、持ち前の思い切りの良いスウィングで世界に羽ばたくことでしょう。

写真/岡沢裕行

2026年の“新人女子プロ”のスウィング

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