地域に根ざした大衆的な中華料理店「町中華」にスポットが当たって久しいが、同じように地域に根ざしたゴルフショップといえば「ゴルフ工房」がある。経験豊かなクラフトマンが使い手の要望に合わせ、ヘッドとシャフトを組む「カスタムクラブ(地クラブ)」が人気だ。そこで、人気工房がオススメするカスタムクラブを週イチで紹介! 試打者はゴルフダイジェストで四半世紀にわたり世に出たほぼすべてのクラブを打ってきた堀越良和プロだ。

連載91回目は、本試打企画12回目に掲載されている「R-ONE GOLF」の北澤亮一さんがオススメするカスタムクラブをご紹介。今回はロマロ「TYPE R」ユーティリティがオススメとのこと。

北澤さんが特徴を語る

「今回ご紹介するロマロ『TYPE R』ユーティリティ×コンポジットテクノ『Fire Express UT 6』は、軽量で振り抜きやすさを向上させ、かつ球が浮きやすいように組んでみました。ロマロのフェースは反発性能が高く、多少の弾き感はありますが飛距離、弾道の高さを出してくれます。またスコアラインで適切なスピン量を作ってくれるので、ドロップの心配やスピン過多によって吹け上がるなどのミスが出にくくなっている点もポイントです。シャフトは今回60g、フレックスはXを挿しています。Xと聞くとタフな印象を持つ方が多いと思いますが、軽めの重量帯なので硬すぎず、また頼りない印象は無く動きをコントロールしやすいことが特徴です。そして全体が程よくしなってくれるため、インパクトにかけての走り感や、フェアウェイからボールを拾ってくれるようなお助け感もありますので、長い距離をもっとやさしく打ちたい方に試して欲しいです」

画像: 北澤さんが特徴を語る

「ヘッド設計時の余剰重量をソール後方に配置しているため、深い重心深度で球も上がりやすく、ミスヒット時の寛容性も持ち合わせてます。後方の2つの可変ウェイトは1gから2g刻みで7gまでの4種類ありますので、つかまりを良くしたい、ちょっと逃がしたいなど、自分好みにカスタマイズも可能です。ヘッド自体もかなりシンプルな見た目なので、時代や年齢問わず長く使っていただけるクラブだと思います」

ロマロ「Ray TYPE R UT」の印象を堀越プロに聞いた

「今回はロマロ製『TYPE R』ユーティリティの4番(21度)、シャフトはコンポジットテクノ『Fire Express UT 6 -HR technology-』のUT6 F1(65g、X)を試打していきます。まずはヘッドの『TYPE R』ですが、重心深度が深く安心感のあるややシャローな見た目、そしてフェースには独自開発した新素材『ジルコニウムチタン(RZR446)』を採用しているそうです。ソールはどのライでも抜けが良くなるように工夫された丸みを帯びたソール形状と、2カ所のウェイト調整が可能になっています。ソール後方にウェイトがついているので、より深重心化できることもカスタム性に富んでいますね。シャフトはUT専用シャフトとなり、今回はXを用意していただきました。60g台とやや軽量なので、シャープな振り心地が期待できそうです。シャフトの特長としては、トウダウンとヘッドの開閉を抑えながらしなりをコントロールしてくれるとのことで、ミート率が上がって高さや飛距離も出やすいそうです」

画像: 試打者/ほりこし・よしかず。試打経験から裏打ちされた豊富な知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

試打者/ほりこし・よしかず。試打経験から裏打ちされた豊富な知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる。キング・オブ・試打。クレアゴルフフィールド所属

実際に試打を開始!

「まず驚いたのは、落下角が総じて46度前後で安定している点です。これはヘッドの大きめのFP値や、深い重心深度が相乗効果を発揮している証拠と言えます。この設計によって、グリーン上で確実に止まってくれる高弾道が打ちやすくなっていますね。シャフトが軽量で振りやすいのですが、かといって暴れることもないので、ヘッドとのマッチングが非常に良く練られた設計だと感じます。このクラブは1発の飛びというよりは、ターゲットに止める、グリーンを狙うなど、落としどころに止めやすいクラブだと思います」

※ドライバー換算HS42m/sの試打データ
●キャリー/182.3Y
●総飛距離/187.1Y
●スピン量/4210rpm
●落下角/46.4度
●初速/53.3m/s

総評

画像: 写真右上:グースネックタイプ/右下がストレートネックタイプ

写真右上:グースネックタイプ/右下がストレートネックタイプ

「今回の『TYPE R』ヘッド×『Fire Express UT 6 -HR technology-』の組み合わせは、低重心で構えた時の安心感がありながら、新素材フェースによる弾き感で飛距離と落下角を両立した素晴らしい組み合わせでした。またターゲットに対して正確に運ぶコントロール性や、高い落下角でグリーンに止まる球を打つことができるクラブなので、球が上がりきらない方や、飛距離よりも落としどころの性格性を重視したい方におすすめできると思います。これに軽量ながら暴れずしっかりとした挙動のシャフトを組み合わせ、振り抜きやすさを向上させている点も考え抜かれていますね」

THANKS/クレアゴルフフィールド

「ぶっ飛びドライバー」のバックナンバーはこちら


This article is a sponsored article by
''.