昨年1勝を挙げ、さらなる飛躍が期待される安田祐香。開幕を約1カ月後に控え、安田のスポンサーである「トランスコスモス」のサポートのもと、1月31日から2月3日の日程で沖縄合宿を行った。現地を訪れた月刊ゴルフダイジェスト編集部は、4月号(2/19発売)の取材と共に彼女を直撃。オフの練習とスウィングの秘密に迫った。
画像: ▶安田祐香(やすだ・ゆうか)

▶安田祐香(やすだ・ゆうか)

「間ができすぎる」意外な悩み。安田祐香が明かすスウィング改造

画像: 自分のスウィングを見ながら解説をする安田。オフの課題は「間の時間が長くならない」こと。あらゆる方法を試し、開幕に備えている

自分のスウィングを見ながら解説をする安田。オフの課題は「間の時間が長くならない」こと。あらゆる方法を試し、開幕に備えている

昨年は春先に優勝し、幸先のいいスタートを切ったが、その後は思うようなゴルフができず、終わってみればメルセデス・ランキングは30位。もっと上を目指していただけに、悔しさの残るシーズンだった。そんな安田のオフの課題は明確。まずは1年間戦える体力をつけることだ。

画像: 4月に開催された「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で、3人でのプレーオフ(河本結、中村心)を制して勝利を収めた(撮影/大澤進二)

4月に開催された「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で、3人でのプレーオフ(河本結、中村心)を制して勝利を収めた(撮影/大澤進二)

「基本的には毎年同じようなメニューでオフを過ごしているのですが、今回は走る量が少し増えていると思います。1年間しっかり戦える体づくりをしています」(安田、以下同)

技術面の課題も体づくりができればある程度解決するとはしつつ、「スウィングも明確な課題があったのでオフはそこを重点的に取り組んでいます」と安田は話す。そこで、技術的にはどの部分を課題として捉え、練習に取り組んでいるのか、自身の連続写真を見ながら“本人解説”をしてもらった。

「一番の課題はトップから切り返しの動きですね。写真ではわかりにくいんですが、私はトップで“間”を取りすぎてしまうことがあるんです。切り返しの間の時間が長くなるって言うんですかね。そうすると、タイミングが合わなくなったり、感覚的にちょっと気持ち悪さが出るので、手で合わせるようなスウィングになったりするんです」

間がないことを悩んでいるゴルファーは多いが、安田の場合は逆。間が“できすぎる”ことで自身の感覚がズレてしまうという。間ができすぎてしまう原因のひとつはクラブを上げるスピードだと話す。

「ゆったりとしたテンポが持ち味ではあるんですが、ときにゆっくりすぎることがあるんです。特に冬場。上着を着込んでいたりすると知らない間に自分の感覚よりも遅くなってしまう。『いつもだったらこのくらいで切り返す』みたいなところがワンテンポ遅れてやってくるので、結果、間ができすぎてタイミングが合わなくなってしまうんです。遅くならないように意識するのもそうですが、意図的にテークバックのスピードを上げるなどしています」

「ここだけは好き!」安田祐香が自画自賛するフォローの秘密

画像: 「この部分は好きです!」と安田。フォローが遠くに抜けていく、自分のイメージと実際のスウィングがマッチしている部分だという

「この部分は好きです!」と安田。フォローが遠くに抜けていく、自分のイメージと実際のスウィングがマッチしている部分だという

ダウンスウィングからインパクトにかけてキレイに顔が残り、クラブがインサイドから下りてくる。ドローの軌道を作るこのダウンスウィングの動きが実に美しく、安田のスウィングの“素敵ポイント”だと勝手に思っている。本人にそれを言うと、「そうですか(笑)?」と、あまり意識している部分ではないと言いつつ、次のように話した。

「私自身は、あまりそうは思わないんですが……。でも、言われてみれば確かにそうですね。インパクトまでの顔の残り具合とかは、意識している部分ではありませんが、スウィング全体で見るととても大事な部分ではあると思うので、いいと思います。私は昔からドローが持ち球なので、これは作った動きではなく無意識な動き。先ほどの話にもつながりますが、トップの間の時間が長くなると、ダウンスウィングの動きもおかしくなってしまうと思います。よくない時は、ダウンスウィングの動きも少し違ってくると思います」

安田自身、なかなか自分のスウィングを褒めないので、「自分のスウィングの中で好きなところはどこか?」という質問をしてみた。「う〜ん……」と少し(というか結構)悩んでいたが……。

「フォローの形は気に入っています。クラブヘッドと頭が引っ張り合っていますよね? この形ができていると、自分のイメージと合っている証拠なんです。クラブがインサイドから下りてきて、インパクトからフォローにかけては少し体から離れるように、遠くに投げるようなイメージを持っているので、結果的に、このように引っ張り合っているように見えるといい動きができているかなと思いますね」

スウィングは円運動のため、実際にはインサイドに抜けていくわけだが、安田の“感覚”では少しアウトサイドに“放り投げる”イメージだという。

最後に、来月に迫った開幕に向け、今年の目標を聞いた。

「大きな目標は複数回優勝です。でも、細かなスタッツも気にしています。特にパーオン率。もともとショットが好きなので、ここの数字は上げていきたいです」

過去3年間のスタッツをチェック!

パーオン率(%)パーセーブ率(%)リカバリー率(%)
202371.3262(17位)86.9944(16位)65.0000(20位)
202467.5302(44位)86.9891(18位)68.2624(9位)
202568.5919(46位)86.3586(21位)64.2732(19位)
JLPGA公式ウェブサイトより

明確な課題を持ち、その課題と向き合い、克服に向けて努力をする。安田の表情には自信が窺えた。

写真/大澤進ニ
協力/PGMゴルフリゾート沖縄

安田祐香は年末にも「複数回優勝」をファンに公言していた!


This article is a sponsored article by
''.