2026年2月3日、テーラーメイドから待望のNEW「TP5」シリーズが正式発表。その世界基準の性能は、すでにツアーの現場で結果で証明されている。記憶に新しいのは昨年のマスターズだ。ローリー・マキロイが長年の夢であったグランドスラムを達成した際、使用していたのが「TP5」(2024年)であった。そして今シーズン、進化したNEW「TP5x」にスイッチしたばかりのネリー・コルダがLPGA開幕戦で早々に優勝。さらにPGAツアーでは、久常涼が同じくNEW 「TP5x」を武器に自己最高位となる2位タイに食い込むなど、ツアーで旋風を巻き起こしている。トッププロたちが即座に結果を出せる、その驚きの進化に迫る。

上空のボールに何が起こっているかが可視化された

今回のリニューアルにおいても、テーラーメイドが誇る「5層構造」は継承されている。サウスキャロライナの工場をはじめ、アジアの拠点でも精密に製造されるこの5層構造は、ドライバーからアイアン、ウェッジに至るまで、各番手で最高の性能を引き出すために開発された根幹技術である。しかし、今回のモデルチェンジにおける最も革新的な技術は、内部構造ではなく、ウレタンカバーのさらに外側に施された「マイクロコーティング」にある。このコーティングの塗装技術の進化が、弾道の精度を向上させ、ブレない弾道と空気抵抗の改善を実現しているという。

開発の背景には、サンディエゴにあるテーラーメイド本社の広大なテストフィールド「キングダム」への、新たなトラッキングマシンの導入がある。着弾誤差わずか3cm程度という超精密な計測が可能で、上空でボールに何が起きているかが詳細に可視化された。ロボットテストにおいて、同じクラブ、同じ風の状態で打っても最大で7ヤードも着弾点がズレる、その現象を引き起こす上空でのボールデータが明らかになったのだ。さらに最先端のマイクロスコープでボール自体を徹底的に検証。その結果判明したのが「コーティング」の問題であった。

ディンプルが設計通りに働く微細な粒子でコーティング

ゴルフボールは、仕上げにクリアコーティングを施すのだが、その塗料が重力によって流れ、ディンプルの底に溜まってしまう現象があることをテーラーメイドは突き止めた。これがディンプルの深さや形を微妙に変えることで乱気流が発生、本来のディンプル設計通りのフライトを阻害していたのである。

この課題を解決するのが、テーラーメイド独自の「マイクロコーティング」。これはゴルフボールには従来採用されてこなかった非常に微細な粒子をコーティングとして吹き付ける技術。微細な粒子は、流れる前に乾いてしまうため、ディンプルに余計な塗料が流れ込まない。その結果、ディンプル設計通りのボールに仕上がるのだ。

画像: 左のマイクロコーティングはむらなく均一に塗装されているのに対し、従来のコーティング(右)はディンプルに塗料が溜まっているのがわかる(イメージ)

左のマイクロコーティングはむらなく均一に塗装されているのに対し、従来のコーティング(右)はディンプルに塗料が溜まっているのがわかる(イメージ)

実際に検証されたデータを見ると、コーティングの違いによるパフォーマンスの差は歴然としている。

【厚めのコーティング】
・ボール初速:78.7m/s
・最高到達点:49.3Y
・キャリー:263Y
・トータル:273Y

【不均一なコーティング】
・ボール初速:78.7m/s
・最高到達点:44.0Y
・キャリー:263Y
・トータル:276Y

【マイクロコーティング(新TP5/TP5x)】
・ボール初速:79.1m/s
・最高到達点:41.7Y
・キャリー:282Y
・トータル:296Y

このデータが示す通り、弾道は一気に改善されている。無駄な吹き上がりが抑えられ、弾道の高さが「適正」になったことで、前へ進む推進力が高まり、飛距離が大幅に伸びている点に注目したい。高さは低くなっているが、これは「適正化」されたと見るべき。したがってアイアンショットでグリーンに止まらないという懸念はない。適正な高さと適正なスピン性能によって、ターゲットに対してしっかりと止めることができる。加えて、タテヨコの着弾のバラつきも従来比で15%も改善されたという。

画像: 従来のコーティングの拡大図(イメージ)

従来のコーティングの拡大図(イメージ)

画像: マイクロコーティングの拡大図(イメージ)

マイクロコーティングの拡大図(イメージ)

また、乱気流が抑えられディンプルの性能が完全に発揮されることで、風の影響を受けにくいことも大きなメリットだ。設計通りに揚力を保ち、空気をきれいに後方へ流す。これらはすべて、最も外側に目を向けたマイクロコーティングによって達成された成果だ。

もちろん、コーティングだけでなくディンプルや内部構造もアップデートされている。今回、AIを駆使して実に10万種類もの「デジタルプロトタイプ」が制作された。従来はリアルな試作で200種類程度を作っていたが、その500倍もの数をシミュレーションし、その中から最も優れたものを選出しているため、より理想的な設計に近づいている。

画像: ソフトな打感とグリーン周りのスピン性能に長ける「TP5」。新モデルはロングショットの飛距離も大幅アップ

ソフトな打感とグリーン周りのスピン性能に長ける「TP5」。新モデルはロングショットの飛距離も大幅アップ

画像: 圧倒的な飛距離とともにツアーレベルのスピン性能を兼ね備える「TP5x」。今回もさらに飛距離性能が増した

圧倒的な飛距離とともにツアーレベルのスピン性能を兼ね備える「TP5x」。今回もさらに飛距離性能が増した

「TP5」の飛距離性能が一気に高まった!

画像: マキロイも早々に新しい「TP5」チェンジ

マキロイも早々に新しい「TP5」チェンジ

飛距離性能に関しては、ユーザーから「もう少し飛距離が欲しい」という声があった「TP5」に、新ツアーフライトディンプルを採用。これにより、ロングショットの飛距離が前作の「TP5x」と同等レベルにまで引き上げられた。一方の「TP5x」もさらに飛距離性能を伸ばしている。

そして何より重要なのは、これだけ性能がアップしても「フィーリングはまったく変えていない」という点だ。「TP5」「TP5x」を使用するプロにとって、性能向上は歓迎すべきことだが、慣れ親しんだ打感や音などのフィーリングが変わることは許容しがたい。今回は同じ打感のまま性能だけを向上させることに成功している。すでにローリー・マキロイや中島啓太がスイッチして実戦投入、そして、ネリー・コルダは開幕戦優勝、久常涼も開幕戦で2位タイに入るなどさっそく結果を出す。その他有名選手も秘密裏にテストを行っている事実も、その性能の高さを物語っている。

画像: コーティング技術だけでなく、ディンプル、内部構造ともにアップデートした「TP5」「TP5x」。「飛んで止まる」を高次元で両立する

コーティング技術だけでなく、ディンプル、内部構造ともにアップデートした「TP5」「TP5x」。「飛んで止まる」を高次元で両立する

パット精度を上げるための新たなデザイン

画像: 「ビジュアルテクノロジー」はテーラーメイドの十八番

「ビジュアルテクノロジー」はテーラーメイドの十八番

テーラーメイドといえば「ビジュアルテクノロジー」の研究開発にも余念がない。今回のボールも人気の「ストライプ」と「pix」がラインナップされる。ストライプはパッティングのガイドや転がりの確認に役立つが、今回は線の幅がやや狭くなり、フェアウェイからのショット時など、ラインが目標方向に向いていない場合でも気になりづらいよう改良された。

さらに注目したいのは、ボールの中心に配置された直径3ミリのドット「クワイエットアイ」だ。

画像: ストライプの中央に記された「・」だけを見てストローク。集中力が高まり、パットの精度が高くなるという

ストライプの中央に記された「・」だけを見てストローク。集中力が高まり、パットの精度が高くなるという

パッティングの際、この点を上に向けてセットし、その点だけを見つめてストロークすることで、周囲の余計な情報を遮断し、集中力を高めて精度を上げることが期待できる。これはバスケットボールのフリースローにおいて、バックボード全体ではなく、直径60センチのリングだけを見たほうが成功率が上がるというデータと同様の理論であり、より小さいターゲットに意識を集中させることで確率アップを図るものだ。

着実にシェアを伸ばし続けているテーラーメイドの「TP5」シリーズ。マイクロコーティングを筆頭に、新たな視点と技術が惜しみなく投入された新「TP5」「TP5x」の登場は、今年のゴルフギア市場において注視すべきトピックの一つとなるだろう。

【ツアープロの使用感】

●中島啓太

画像: 2026シーズンからPGAツアーに参戦する中島啓太(Keita Nakajima)

2026シーズンからPGAツアーに参戦する中島啓太(Keita Nakajima)

「TP5x」は、とにかく弾道のブレを感じないので、狙った通りのフライトが打てるのが印象的です。「TP5」は100Y以内でのキャリーコントロールがとてもしやすくて、ショートゲームで自信と安心感を持って勝負できます。

●新村駿

画像: 男子ツアーでも屈指の飛ばし屋、新村駿(Shun Niimura)

男子ツアーでも屈指の飛ばし屋、新村駿(Shun Niimura)

ドライバーのスピン量が適正になったことで、自然と飛距離が伸びた感覚。落下角度もしっかり付くので、弾道をイメージ通りにコントロールしやすくなりました。アプローチもコントロールしやすいので、バラつきが減ってショートゲームにも自信が湧いてきます。

●山路晶

画像: こちらも飛距離に定評のある山路晶(Akira Yamaji)

こちらも飛距離に定評のある山路晶(Akira Yamaji)

今まで「TP5x」を使っていましたが、「TP5」でもしっかり飛距離を出していけるイメージが持てました。ショートゲームでは軟らかい打感で、スピンのかけやすさも気に入りました。ピンに向かって積極的に狙っていける、そんな手応えがあります。

PHOTO/Takanori Miki、Tdashi Anezaki、Yoshihiro Iwamoto、Getty Images

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画像: www.taylormadegolf.jp
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