「AIG女子オープン(全英女子)」や「アムンディ・エビアン選手権」など、海外メジャーへの出場権を懸けたアジアのアマチュア最高峰の戦い「アジア太平洋女子アマチュア選手権」がニュージーランドのロイヤルウェリントンGCで開幕した。初日の主役となったのは、韓国のヤン・ユンソだ。8アンダー「64」という圧巻のスコアを叩き出し、単独首位で飛び出した。

目の前で出た「64」。同組・岩永杏奈の「自己評価50点」と決意

画像: 初日首位に立ったヤン・ユンソ(左)と17位タイの岩永杏奈(提供/R&A)

初日首位に立ったヤン・ユンソ(左)と17位タイの岩永杏奈(提供/R&A)

初日、ヤンと同組でプレーした岩永は1アンダー「71」でホールアウト。決して悪いスコアではないが、同組のヤンが次々とバーディを奪い、スコアボードではるか上へと抜け出していく中、岩永の自己評価は辛口だった。

「良いところはなかったです。簡単なホール(12番、389ヤード・パー4)でダボを打ってしまいましたし、自己評価は50点です」

2メートル前後のバーディパットを外す不運もあり、ドライバーとパターが狙い通りに打ち出せないもどかしさを抱えた。

「もったいないミスが多かったので、明日はもっと集中して一打一打打ちたい。明日は60台を出します」

目標の「2桁アンダー」へ向け、そして目の前を走る首位のヤンに食らいつくため、第2ラウンドも同組での直接対決に挑む。

一方、同組の岩永に圧倒的な力を見せつけたヤンは、「こんなスコアが出せるとは思っていませんでした」と本人が一番驚く会心のラウンド。事前の練習ラウンドで「コースを知らなければスコアは出せない」と悟り、アグレッシブに攻めるより保守的で堅実なプレーを心掛けたマネジメントが奏功した。

「まだ初日。毎日を大切に、目の前の1球に集中するだけです」と、8アンダーを出しても決して浮かれることなく、手綱を引き締めている。

「20アンダーは行く」後藤あいが日本勢トップの好発進

画像: 日本勢最上位の11位タイで初日を終えた後藤あい

日本勢最上位の11位タイで初日を終えた後藤あい

ヤンが抜け出す中、日本勢の最上位(11位タイ)に立ったのは、2アンダー「70」で回った後藤あいだ。

「3アンダーくらいは出したかったのですが、そこそこいい感じかなと思います」と初日に及第点を与えつつも、口を突いて出たのはグリーン上での反省だった。

「スピード感が合っていませんでした。ショットが(ピンに)ついたところは入ってくれましたが、その分ボギーも叩いてしまいスコアを伸ばせなかったのが悔しいです」

明日の課題は明確にパッティングのタッチを合わせることだ。今大会の優勝スコアを「20アンダーは行く」と予想する後藤。「伸ばし合いについて行きたい。自分のやるべきことをできたら」と、第2ラウンドでのさらなるチャージを誓った。

廣吉、佐藤、中嶋も「ここからが勝負」

画像: 左から17位タイの廣吉優梨菜、33位タイの佐藤涼音、47位タイの中嶋月葉

左から17位タイの廣吉優梨菜、33位タイの佐藤涼音、47位タイの中嶋月葉

岩永と同じく1アンダー「71」で初日を終えた廣吉優梨菜は、「ティーショットは比較的真っ直ぐ行っている」ものの、グリーン上で苦戦。「4メートルくらいの入れごろが決まってくれたら流れが変わると思うんですが……。先週からパターがあまり良くなくて」と肩を落とした。明日は「同組の上手なプレーヤー2人に引っ張られて、良いプレーができたら」と前を向く。

佐藤涼音は1オーバー「73」でのスタート。「ショットが良くなかったですし、パットは読みすぎという感じでした」と振り返る。明日に向けては「左手のコントロールと軸をしっかりしたい」とスウィングの修正ポイントを挙げ、「トータル4アンダーを目指したい。笑顔で帰れるように、ボギーを打たないように頑張ります」と立て直しを図る。

3オーバー「75」となった中嶋月葉は、ティーショットの乱れが響いた。「出だしは良かったのですが、昨日あたりからドライバーが良くなくて、2回池に入れてしまいました」。直近に出場したインドネシアの大会よりも「ピリついている感じ」と特有の緊張感も味わっているが、「パターは最近良くなってきているので、できるだけパーオンして良いスコアで上がりたいです」とショットの復調を急ぐ。

首位が8アンダーと抜け出しているが、メジャー切符を懸けた戦いはまだ最初の18ホールが終わったばかり。同組の首位の背中を追う岩永をはじめ、異国のグリーンにアジャストしていく日本のなでしこたちが、明日以降どんな反攻を見せてくれるのか。勝負の第2ラウンドに注目だ。

【アジア太平洋女子アマ初日順位】
1位/ヤン・ユンソ(韓国)/8アンダー
2位/アリアナ・ラウ(香港)/7アンダー
3位/パク・ソジン(韓国)/5アンダー
     ***
11位タイ/後藤あい/2アンダー
17位タイ/岩永杏奈、廣吉優梨菜/1アンダー
33位タイ/佐藤涼音/1オーバー
47位タイ/中嶋月葉/3オーバー

写真提供/R&A

来年のアジア太平洋女子アマの開催は日本!


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