
改めてウェッジの役割を考えてみた(写真はイメージ)
セットものウェッジはシンプルに打つ
クラブフィッター小倉です。今回は、ウェッジについてです。皆さんはウェッジというクラブは好きでしょうか? 改めてウェッジを考えると、主にパーオンできなかった時に使用し、グリーン周りや、バンカー、深いラフなど、悪いライの時に使用することが多いリカバリーするためのクラブです。
私はウェッジというクラブは好きですが、苦手です(笑)。ほとんどフルショットでは使わないため、狙う距離に合わせて振り幅は変わりますし、ロフト角が大きいため、ヘッドの入射角やインパクトロフトの変化によってボールの飛び方が変わりやすく、狙った距離感を打つのが難しいです。グリーン周りでは、状況に応じた打ち方を求められるので、いかにシンプルに打てるかというのを心がけています。
そんな私が使用するサンドウェッジは、バウンス12度の56度。いわゆるハイバウンスのモデルで適度にグース、FP値があまりないモデルです。ボールを直接打たず、少々手前からヘッドが入ってもバウンスが地面にあたり、滑ってくれるので大きなミスになりにくいです。そういったウェッジのほうが緊張しなくて済むので、よりスムーズにアプローチしやすく、自身のミスも減らしてくれます。
最近のウェッジは、ワンブランドにたくさんのバリエーションが用意されていて、ロフト角はもちろんソールのバリエーションがたくさんあります。自身にピッタリのウェッジを求めるゴルファーであれば、メーカーなどのウェッジフィッティングを受けたり、自身で打って確かめたりといった積み重ねが必要です。
そこまで精度は求めない、とにかくやさしいウェッジが欲しいという方は、いわゆるセットものウェッジがおすすめです。セットものウェッジとは、ミスに強いアイアンなどの流れに合わせて設計されたウェッジの事。ポピュラーなのがPINGのG440のウェッジですね。
大型でグースネックに広めのソールにハイバウンスの設定と、お助けの要素をすべて持っています。多くの場合、ウェッジまで設定されているアイアンは、ミスへの寛容性が高いモデルです。言い換えれば、アスリート向けのモデルのアイアンは、大体ピッチングウェッジまでしか設定がありません。理由はそういったモデルを好むゴルファーは、みな単品で発売しているウェッジを好む傾向があるからです。
もちろん単品で販売されているウェッジにもミスに強いモデルはたくさんあります。あえてセットもののウェッジをお勧めするのは、そのやさしさに突き抜けているモデルが多いから。少しでもテクニックやこだわりがあるゴルファーであれば、単品のモデルを選ぶでしょう。
もともとセットもののウェッジは、アイアンの購入者にそのまま買ってもらうために用意しているモデルですから、ミスに強いアイアンの流れのウェッジはとことんやさしくする必要があります。とにかくミスに強い、オートマチックなウェッジをお探しならセットもののウェッジに多いのです。
最後にこういったウェッジの性能を発揮させるコツをひとつ。やさしさに特化したウェッジは、テクニック使おうとするとかえってミスになってしまいがちです。とにかくシンプルに打つことを心がけて使用すると、性能を発揮してくれやすいですよ。
