若手の登竜門になりつつある「INTLOOPグループ レディースカップ」
開催3年目を迎えた「INTLOOP(イントループ)グループ レディースカップ」には、昨年のプロテスト合格者13名を含む若手41名が参戦した。初日はプロアマ形式、2日目はプロのみの組み合わせで行われ、2日間のスコアで争われた本大会。昨年の覇者・寺岡沙弥香に続き、今年はプロテスト合格から間もないルーキー・倉林紅が上がり2連続バーディで優勝を決め、賞金300万円を手にした。

「INTLOOPレディースカップ」に参戦した41名の女子プロ
国内女子ツアーの開幕を前に試合勘を養い、オフの取り組みの成果や自分の現在地を知る上でも大きな収穫を得ている選手も多い。レギュラーツアーやステップアップツアーの開幕に向けて埋めるべきピースを見つけ、取り組むためにもこの時期の大会の開催には大きな意味があるというもの。
「QUANTUM♦♦♦」を実戦投入した政田夢乃
初日を終えた政田夢乃選手のバッグをのぞくと26年モデルのキャロウェイ「QUANTUM」を発見。話を聞いてみるとドライバー、5W、7Wをバッグに入れているという。ドライバー「QUANTUM♦♦♦」については、「良い感じです。打感や音が違うので違和感もありましたが結果は出ています。高さと球筋も思い描いたような弾道で飛んでいきますね」と新モデルは好感触の様子。

キャロウェイ「QUANTUM♦♦♦」を実戦投入した政田夢乃
トレーニングの成果もあり、初速も上がり飛距離も伸びているというので早くも新モデルの恩恵を受けているようです。キャリーは230Yをコンスタントに出せるようになったと手ごたえを口にする。

キャロウェイ「QUANTUM♦♦♦」の10.5度を投入
「QUANTUM♦♦♦」はディープフェースの450cc。低スピンと操作性が売りのモデル。「QUANTUM」シリーズはフェースの構造がチタン、カーボン、ポリマーの三層構造を採用したことで、打感は「弾くというよりもくっついてから押し出す」感じとのコメント。
フェアウェイウッドは「5W、7Wを投入していますが、UTがあまり得意ではないので9Wもテスト中」だという。特に7Wは直進性が強く高さも出て「すごく良い」とお気に入り。よく見てみると「MINI SPINNER」の文字。ネックの長さが長く、重心位置が下がり過ぎないような設計になっていてスピン量を確保しコントロール性が上がっているように見える。

キャロウェイ「QUANTUM MINI SPINNER」と表記された7W
5Wにはフジクラ「24VENTUS」の5Rを、7Wには同じ「24VENTUS」の6Rと、短くなる分、重量を上げたセッティングにしている。
青木香奈子は「めっちゃ良い!」
「据わりが良くなって、個人的には打感がとても好きで心地いいです。トレーニングと食トレで5キロ増量した効果もあり初速が2~3m/sは上がっています」とご満悦。打感は弾くというよりは低音でフェースにくっついているような感触でフェードのコントロールがしやすいと語った。

26年モデルのキャロウェイ「QUANTUM♦♦♦」を投入する青木香奈子
9度のヘッドをネック調整機能で1度寝かして10度で使用するのは前モデルと同じ仕様。24年の「パラダイム Ai スモーク」、25年の「エリート」、そして26年モデルはフェースの構造を大きく進化させた「QUANTUM」となり、国内女子ツアー開幕戦でどれほどの使用率になっているか楽しみだ。
2日目の青木香奈子選手のプレーを見て感じたのは、飛距離が伸びたドライバーだけでなく、アプローチの引き出しが増えていたこと。しかも何度もチップインしそうになり、お先でパーを拾う場面が増えていた。それを聞いてみると、「これまでグリーン周りでは58度ばかり使っていたのですが、46度、52度、58度の3本を持って行って使い分けし、転がしができるようになりました」とその成果に手ごたえを感じていた。「転がしの青木」と呼ばれちゃうかもと笑う青木選手。今季はレギュラーツアー優勝を目標に開幕に向けて宮崎で過ごす。
写真/中村修

