「フルショットじゃダメなの?」という素朴な疑問
「そもそもライン出しをする場面に出くわしたことがない」「乗ればOKと思っているから、フルショットで十分では?」
今回の議論は、多くのアマチュアが抱くであろうS子のそんな本音から始まった。確かに、グリーンに乗せること自体が目標である「100切り」の段階において、ピンの右何メートルに止めて……という緻密な計算はオーバースペックに感じるかもしれない。
しかし、議論が進むにつれて浮き彫りになったのは、プロとアマチュアにおける「ライン出し」という言葉の定義のズレだ。
多くの人が誤解している「パンチショット」の呪縛
多くのアマチュア、特にベテランゴルファーほど、「ライン出し=パンチショット」と変換してしまいがちだ。ボールを右足寄りに置き、上からガツンと叩き、低く打ち出す。インパクト重視の特殊な打ち方──。
しかし、動画内で語られた真実は異なる。プロにとってのライン出しとは、「フルショットから、コントロールできない要素を削ぎ落としたもの」に過ぎないのだ。
何か特別なことをするのではなく、フィニッシュを少し抑え、ヘッドを走らせすぎず、体の回転と同調させて運ぶ。堀川プロが「18回中16回ライン出し」と言うのは、特殊なショットを連発しているわけではなく、「再現性の高い、ミスの少ないスウィング」を選択し続けた結果と言えるだろう。
「ライン出し」は上級者への通行手形か
では、100切りを目指すレベルにこの技術は不要なのか?
結論から言えば、「シングルやアンダーパーを目指すなら必須」である。さらに興味深いのは、解説陣が語った「ライン出しが打てる=スウィングが良い」という逆説的な真理だ。
手先で操作して合わせるだけの「なんちゃってライン出し」は、コースでは通用しない。体と腕が同調し、正しい軌道で振れて初めて、本物のライン出しが可能になる。つまり、ライン出しを習得しようとするプロセスそのものが、スウィングの基本を磨くことに直結するのだ。
動画内では、以下のようなディープな議論が展開されている。
● プロが考える「インパクトのイメージ」の違い:遠心力を使わず、どうボールを押すのか?
● 「練習すれば上手くなる」vs「上手くなればできる」:鶏が先か卵が先か論争の結末。
● アマチュアが陥る「手打ちライン出し」の弊害:ただ飛ばなくなるだけのハーフスウィングになっていないか?
「自分にはまだ早い」と切り捨てるか、それとも「上達の近道」として取り組むか。そのヒントは、動画の中にあるプロたちの言葉に隠されている。
▼「ライン出し」の本質と、プロが実践する本当のインパクトイメージとは? 続きは動画でチェック!


