世界のプロから最も信頼される理由
日本でも昨シーズンの使用率が男子60%・女子36%と厚い信頼を得ている「プロV1」ファミリー。PGAツアーの今季米国本土開幕戦となったジ・アメリカン・エキスプレスでは72%と2位メーカーの10%を大きく引き離して使用率1位を獲得した。
ところで皆さんは「ウィンドウ」と聞いてピンとくるだろうか? これは欧米の選手に「『プロV1』シリーズの気に入っているところを教えて?」と聞くと、必ずといっていいほど使われる信頼性を示すキーワードである。実際の選手コメントを用いて紹介してみよう。

写真左からトム・キム、ジャスティン・トーマス、マット・フィッツパトリック
「僕が『プロV1x』を使い続けるのは、思い描いた〝ウィンドウ〞をボールが通過してくれるからです。ボールの一貫性を信じているから、自分は空中にウィンドウを設定するだけでいいんだ」(トム・キム)「ゴルフボールは意図した通りの弾道を描き、ウィンドウをとらえてくれるものでなければならない。とても難しい課題だがタイトリストのR&Dスタッフは、理想のゴルフボールを作ってしまった。『プロV1x』はまるで自分のために作られたようなボールなんだ」(ジャスティン・トーマス)「すべてのショットにおいて、ボールがイメージしたウィンドウ内に収まっていくことがとても重要だ。『プロV1』ファミリーはその誤差範囲が他のボールよりもはるかに小さいように感じる。それが使用率ナンバー1の理由だと思う」(マット・フィッツパトリック)
これらのコメントから、トッププレーヤーがショットごとにボールが通過すべき「ウィンドウ(窓枠)」を設定し、実際にその枠にボールを通過させることができたかどうかで、ショットの成否を判断していることがわかる。これはどんな距離のショットであっても変わらない。必ず空中に高さと方向性をイメージし、そこにボールを通すことに集中しているのである。単により遠くに飛ぶからではなく、より多くのスピンが入って止まるからでもない。「常にイメージした弾道を描く」ことさえできれば、自動的に距離・方向性・スピンを伴った最高の一打を手にできるということなのだ。

トニー・フィナウ
「良いスコアを目指す時、最初に行うべきことは優れたゴルフクラブを探すことではない。トータルパフォーマンスに優れたゴルフボールを選ぶことから、すべてが始まるのだ。私はその信念に基づき『プロV1』を選んだ」(トニー・フィナウ)
この言葉が、最も端的にゴルフボールの大切さを表しているのではないだろうか? ゴルフは人よりも遠くにボールを飛ばすことを争うゲームではない。ライバルよりも1打でも少なくラウンドするために「イメージ通り」に飛んでくれる〝トータルパフォーマンス〞に優れたゴルフボールが最高とされるのである。
〝プロ用〞のゴルフボールは存在しない全ゴルファーをカバーするNEW「プロV1」ファミリー

写真左からProV1、ProV1x、ProV1xレフトダッシュ
プロツアーでの高すぎる使用率を前に「わかるけど、それってアマチュア向きではないってことだよね?」などと思ってはいないだろうか? プロが使う道具=自分には難しい道具、とイメージすることほど〝もったいない〞ことはないとゴルフボールのフィッティングスペシャリストは言う。
「『プロV1』ってアマチュアには難しいんですよね? ヘッドスピードが速くないと使えないんですよね? と聞かれることがよくあります。ゴルフクラブの話ならばスペック次第ではあり得ますが、ゴルフボールにおいてはこの質問はナンセンスです。なぜならゴルフボールはドライバーでも打ちますが、グリーン周りでも10センチのパットでも同じ物を使うのです。ドライバーで比べれば男子プロのヘッドスピードは確かに速い。しかし、20ヤードのアプローチではどうでしょう。男子プロとアマチュアのヘッドスピードの差がありますか?」(タイトリストゴルフボールフィッティングスペシャリスト/向井伸吾さん)
PGAツアーでは平均70%の使用率だが、実は米国のジュニアや女性のアマチュア大会ではさらに使用率は跳ね上がり90%に達する大会もあるほど。ゴルフボールの選択基準とは、ヘッドスピードの速さやスキルの違いではなく、いかに思い通りの弾道を描いて狙ったエリアにボールを止められるかにある。
「イメージ通りの弾道を一貫して描くためには、自分に合ったボールを選ぶ必要があります。現在弾道が低いなら中高弾道になりやすい『プロV1x 』や『プロV1x レフトダッシュ』を。逆に弾道が高すぎたり、スピンが多すぎてロングショットで飛距離をロスしているなら、『プロV1』を試してみるべきかもしれません。打感がしっかりめの『プロV1x 』はヘッドスピードが速い人向けだと思っている人が多いのですが、実際は最もスピンが入りやすく、弾道も高めなので、ボールが上がらなくてキャリーが出せていない女性にもピッタリなんです」(向井さん)
目指すべきは、自分のイメージに沿った「最適」な高さとスピン量である。実際、どのような弾道が自分にとっての「最適」であるのかは、ボールフィッティングを受けてみるのが一番である。そうすればアマチュアでも空中に「ウィンドウ」をイメージすることができる。
今年はまずゴルフボール選びに関心を持ち、最適な弾道の「高さ」と「スピン量」をボールの選択基準に加えてみてはいかがだろうか?
NEW「プロV1」ファミリーの性能比較

NEW「プロV1」ファミリーの性能比較
NEW「プロV1」ファミリー3モデルを単純に性能比較すれば上記のようになるが、実際はこの特徴を自分に当てはめた場合、どのモデルならば理想に近づけるのかを考えることが重要だ。例えば、「プロV1」は最も低弾道とあるが元々打ち出しが高い、あるいは適正なゴルファーが使えば「最適な高さ」となるし、スピンが少なめのプレーヤーがNEWだからといって「プロV1x レフトダッシュ」を使うとスピンが減りすぎて弾道が不安定になる可能性もある。また、打感のフィッティングも重要。実際に愛用パターで3モデルを打ち比べ、フィーリングと距離感が合うモデルを選びたい
NEW「プロV1x レフトダッシュ」はこんなボール
打感しっかり&スピン少なめなのにボールのフェース乗りがアップ!?
「プロV1」のCPO(カスタム・パフォーマンス・オプション/「プロV1」「プロV1x 」ではカバーできないニーズに対する選択肢)として開発された「プロV1x レフトダッシュ」は、簡単に言えば「プロV1x」のようなしっかりめの打感と、「プロV1」よりも少なめのバックスピン量を両立したモデルである。2024年レフトダッシュにスイッチしてツアー優勝を果たした幡地隆寛は、NEWモデルについて次のように話している。

プロV1x レフトダッシュについて話す幡地隆寛
「新しい『プロV1x レフトダッシュ』は、インパクトでしっかりとボールがフェースに乗る感覚があり、操作性がさらに良くなったと感じます。そのおかげで、特にショートゲームで距離感を合わせやすく、コントロールしやすくなりました」。構造的にはミッド層がさらに硬めになり、よりスピード性能としっかり感が増しているのだが、幡地はやや軟らかくなった印象すらあるという。しっかり感もあってフェース乗りも抜群。ますます試してみたくなるNEW「プロV1x レフトダッシュ」である。
TEXT/Yoshiaki Takanashi
PHOTO/Hiroaki Arihara、
Yoshihiro Iwamoto、Getty Images

