2月26日(木)、ニュージーランドのミルブルックリゾートにて、PGAオーストラリアとアジアンツアーの共催大会「第105回 ニュージーランドオープン presented by Millbrook Resort」が開幕した。日本ゴルフツアー機構(JGTO)もパートナーシップを結ぶ本大会には、JGTO枠やアジアンツアー資格などから多数の日本人選手が参戦している。しかし、開幕初日は思わぬ荒れ模様となった。早朝からの激しい雨の影響で、当初の予定からスタート時間が3時間も遅れる事態に。結果として現地時間20時15分に日没サスペンデッドを迎え、多くの選手が第1ラウンドのプレーを翌日へ持ち越すこととなった。

清水大成と鍋谷太一が日本勢を牽引

進行が遅れるタフなコンディションの中、日本勢で気を吐いたのが清水大成と鍋谷太一だ。両選手ともに日没でプレーを中断した時点で4アンダーまでスコアを伸ばしており、暫定6位タイという好位置につけている。

画像: 暫定15位タイの3アンダーでホールアウトした池村寛世、木下稜介、米澤蓮(提供/JGTO)

暫定15位タイの3アンダーでホールアウトした池村寛世、木下稜介、米澤蓮(提供/JGTO)

それに続くのが、3アンダー・暫定15位タイのグループだ。

すでに18ホールを完走した木下稜介は、「ショットは18ホール全部パーオンしたんですけど、パターがいまいち入らなかった」と悔やみつつも、「ショットがいい感じなので自信もって打てていますし、非常に手ごたえは感じています」と好調ぶりをアピール 。

同じく3アンダーでホールアウトした片岡尚之は、「午前中は帰りたくなるくらい天気がひどかった」と苦笑い。「そんな中、前半2アンダーで耐えることができました。久しぶりの試合でよくできたと思います」と納得の表情を見せた 。

また、米澤蓮も「前半は最近のゴルフで一番きつかった」と荒天を振り返りながらも、「アンダーパーで回れたらいいなと思っていたので、すごい良かった」と3アンダー発進に安堵。「伸ばし合いになると思いますけど、あまり気にせずいいプレーをしていければ」と先を見据えた 。

優勝者に付与される「全英オープン」出場権を狙う池村寛世も3アンダーでフィニッシュ。「(悪天候時は)みんな難しい、自分だけじゃないんだと思いながらプレーしてます。今日はミスもなくいいゴルフができました」と手応えを口にした 。

そのほか、プレーを翌日に残す細野勇策、吉田泰基も3アンダーの位置にいる。首位の背中を十分に射程圏内に捉える、上々の滑り出しと言っていいだろう。

画像: 25年のアジアンツアー年間王者の比嘉一貴は1アンダーと悪くはないスタートに(提供/アジアンツアー)

25年のアジアンツアー年間王者の比嘉一貴は1アンダーと悪くはないスタートに(提供/アジアンツアー)

その他、阿久津未来也、比嘉一貴、下家秀琉(以上ホールアウト)、岩田寛(プレー中)らが1アンダーの暫定43位タイにつけている。明日27日の午前7時40分から再開される第1ラウンド残りホール、そして引き続き行われる第2ラウンドでのスコアの伸ばし合いに期待がかかる。

首位は7アンダーのサンチェス。ケビン・ナも好発進

画像: 昨年までLIVゴルフで香妻陣一朗と同僚だったケビン・ナはアジアンツアーから再スタートになる(提供/アジアンツアー)

昨年までLIVゴルフで香妻陣一朗と同僚だったケビン・ナはアジアンツアーから再スタートになる(提供/アジアンツアー)

全体のリーダーボードに目を向けると、暫定首位に立っているのはオーストラリアのマティアス・サンチェス。この日「64」をマークし、7アンダーでホールアウトして一歩抜け出した。 1打差の6アンダー・暫定2位には、17ホールを消化した地元ニュージーランドのアマチュア、ユウキ・ミヤ(Yuki Miya)がつけている。さらに5アンダーの暫定3位タイには、昨年までLIVゴルフで活躍したケビン・ナが「66」でホールアウトし、流石の実力を見せつけている。

今大会は、プロとアマチュアが同組でプレーするプロアマ形式を採用。予選ラウンド2日間はコロネットとリマーカブルの2コースを交互にプレーし、プロは上位60位タイまでが週末の決勝ラウンド(複合18ホール)へと駒を進める。

賞金総額200万NZドルというビッグマネーに加え、優勝者にはPGAオーストラリアとアジアンツアーのシード権、さらには海外メジャー「全英オープン」への出場資格という極めて魅力的な切符が付与される。ニュージーランドの雄大な自然を舞台に、日本人選手の中から世界への扉をこじ開けるニューヒーローは誕生するのか。変則的なスケジュールとなる2日目以降の戦いから目が離せない。

【ニュージーランドオープン 初日 日本人選手の暫定順位】

暫定6位タイ(4アンダー):清水 大成、鍋谷 太一
暫定15位タイ(3アンダー):木下 稜介(F)、片岡 尚之(F)、米澤 蓮(F)、池村 寛世(F)、細野 勇策、吉田 泰基
暫定43位タイ(1アンダー):阿久津 未来也(F)、比嘉 一貴(F)、下家 秀琉(F)、岩田 寛
暫定66位タイ(E):小斉平 優和、河本 力
暫定86位タイ(1オーバー):中野 麟太朗(F)、森下 響
暫定101位タイ(2オーバー):佐藤 大平(F)、生源寺 龍憲(F)、堀川 未来夢
暫定127位タイ(4オーバー):勝俣 陵(F)、大岩 龍一(F)

※(F)は第1ラウンド・ホールアウト済みの選手。順位はサスペンデッド時点。


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