シンガポールのセントーサGC(パー72・6793ヤード)で開催されている米女子ツアー第3戦「HSBC女子世界選手権」は27日、第2ラウンドが終了。連日の酷暑、最高気温31度に達する過酷なコンディションの中、スコアを伸ばし合う展開となった。
画像: 体調が優れないなかでも上位につけるチャーリー・ハル(左)とユ・ヘラン(右)

体調が優れないなかでも上位につけるチャーリー・ハル(左)とユ・ヘラン(右)

酷暑のセントーサ、単独首位はA.キム。首の痛みを抱えたユ・ヘランが2位タイへ

画像: 2位タイで週末を迎えるユ・ヘラン(写真は24年TOTOジャパンクラシック、撮影/大澤進二)

2位タイで週末を迎えるユ・ヘラン(写真は24年TOTOジャパンクラシック、撮影/大澤進二)

シンガポールの過酷なコンディションの中、スコアボードを駆け上がったのは韓国のユ・ヘランだ。首に激しい痛みを抱え、「首を回すことすら困難な状態」という絶望的なコンディションでスタートした。

しかし、その逆境が逆に集中力を研ぎ澄ませたのか。「完璧なゴルフではないが、フェアウェイとグリーンを捉えることだけを考えた」と語る通り、痛みを抱えながらも強振を貫き、バーディを量産。難度の高いピンポジションにも屈せず、トータル8アンダーまでスコアを伸ばし、単独首位を走るオーストン・キム(米国)と1打差の2位タイへと浮上した。

一方、2日目に「64」を叩き出し、一気に優勝戦線へ名乗りを挙げたのがミンジー・リー(オーストラリア)だ。オフに新たなドライバーを投入し、キャリア最長とも言える休養を経て臨んだ今季初戦。

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その爆発力を見せつけたのは2番ホール。セカンドショットが直接カップに吸い込まれるイーグルを奪取した。本人は「入る瞬間は見えなかったが、ギャラリーの歓声で確信した」と振り返る。その後も面白いようにパットが決まり、ユ・ヘランらと並ぶ2位タイへ。

同じく首位を追うハナ・グリーンも、上がり3ホールで連続バーディを奪う猛チャージでトータル7アンダーの5位タイ。キャディを務める夫とのコンビネーションも冴え渡り、オーストラリア勢がリーダーボードの上位を賑わす展開となった。

日本勢の現在地。山下美夢有が11位タイでV争い踏み止まる

画像: 写真は北海道meijiカップ 2025での山下(撮影/岡沢裕行)

写真は北海道meijiカップ 2025での山下(撮影/岡沢裕行)

初日3位タイと絶好のスタートを切った山下美夢有は、第2ラウンドを3バーディ・2ボギーの71。トータル5アンダーまでスコアを伸ばしたものの、周囲の伸ばし合いもあり順位は11位タイへと一歩後退した。しかし、首位とはまだ4打差。得意の粘り強いゴルフで、週末のチャージを狙う。

さらに、古江彩佳と竹田麗央も着実にスコアを伸ばし、トータル4アンダーの19位タイと上位争いに踏み止まった。特に竹田は、持ち前の飛距離を活かしてパー5で確実にチャンスを作り、トップ10圏内を視野に入れている。一方で、初日に出遅れた西郷真央(24位タイ)、勝みなみ、岩井千怜(ともに27位タイ)らも、2日目は随所に持ち味を発揮。予選落ちのない今大会、第3ラウンドでの「ムービングサタデー」の爆発に期待がかかる。

満身創痍のチャーリー・ハル、執念のプレーで上位キープ

画像: チャーリー・ハル(写真は24年AIG女子オープン、撮影/姉崎正)

チャーリー・ハル(写真は24年AIG女子オープン、撮影/姉崎正)

また、注目を集めたのはイングランドのチャーリー・ハル。実は先週土曜日に体調を崩して入院し、シンガポール入りが火曜日にずれ込むという事態。コンディションは「100%ではない」としながらも、「4〜5週間のオフを取るより、どうしてもここでプレーしたかった」と執念のゴルフを展開。厳しい暑さの中、体調不良に苦しみながらも2日目をアンダーパーでまとめ、トータル5アンダーの11位タイに踏み止まり、ベテランの根性を見せつけた。

明日、山下美夢有がどこまで首位との差を詰められるか。そして、中位から上位をうかがう日本勢の猛チャージはあるのか。明日からの戦いから目が離せない。


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