ツアー優勝者のスウィングを解説する人気連載「勝者のスウィング」。3月に開幕したばかりのJLPGAツアーに挑んでいる将来の勝者候補、2025年合格の“原石”たちをプロコーチ中村修が解説する。第20回はファイナルQT1位合格の倉林紅。
画像1: ファイナルQT1位・倉林紅に学ぶ! トミーアカデミーで磨いた「方向性重視」のドライバーショット【新人女子プロのスウィング#20】

倉林 紅(Ko Kurabayashi)

生年月日:2005年6月29日(20歳)
出身地:宮城県富谷市
出身校:東北高等学校
ゴルフ歴:6歳~
得意クラブ:9番アイアン
飛距離:240ヤード
持ち球:ドロー
目標とするプロゴルファー:イ・ボミ
今シーズンの目標:レギュラーツアー前半戦での優勝

ファイナルQT1位通過の倉林紅

紅一点が名前の由来という倉林紅選手。ツアー外の2日間競技の「INTLOOPレディースカップ」で優勝した際に、3回目のプロテストに合格できた理由を「完璧を求めすぎず、今自分にできることに目を向けてやっていこうと考え始めたら心の余裕ができて、絶好調ではなくても自分のプレーができるようになった」と話します。

自身のプレースタイルは「アイアンが得意なので短いパー4やパー3でバーディが取れるところ」、今後の課題は「ショートパットの確率を上げる、グリーンが硬く速いセッティングでのアプローチ」を挙げます。

左手の甲が正面から見えるくらいかぶせて握り、右手も下から握るオーソドックスなストロンググリップが特徴です。ドローヒッターなのでボールの位置はやや内側。「スウィングリズムを一定にし、無理に振り過ぎない」という意識を徹底することで、距離の長いホールやアゲンストでも安定したティーショットを放ちます。

画像: 左手の甲がカメラから見えるくらいかぶせ、右手も下から握るストロンググリップ

左手の甲がカメラから見えるくらいかぶせ、右手も下から握るストロンググリップ

トップからの切り返しで胸を右に向けたまま下半身だけがアドレスの形に戻されていますが、この意識を持つだけでも上半身と下半身が分離し、クラブをインサイドから下ろすことにつながります。インパクトではアドレス時のグリップの形に戻っており、スウィングの再現性の高さが見て取れます。

画像: トップからの切り返しでは胸を右に向けたまま下半身をアドレスの形に戻す

トップからの切り返しでは胸を右に向けたまま下半身をアドレスの形に戻す

フォローでもフェースの向きはキープされていて、フェースローテーションをおさえながら胸を大きく回していますので、飛距離よりも方向性を重視したスウィングと言えます。それでもドライバーで240Yの飛距離を出せているため、無理に飛ばそうとはせず、正確なアイアンショットを活かすという自分のプレースタイルを貫いています。

画像: フェースローテーションを抑えて胸を大きくターンさせる

フェースローテーションを抑えて胸を大きくターンさせる

倉林選手は中嶋常幸プロの主宰するトミーアカデミー出身で、同じアカデミー出身の入谷響選手とは大の仲良し。負けず嫌いな性格もあり、「追いつき追い越せ」と切磋琢磨する良きライバルです。開幕戦は予選落ちとほろ苦いデビューとなり、2戦目は欠場しているので3戦目の「Vポイント×SMBCレディス」でその姿が見られそうです。

写真/岡沢裕行

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